|
イギリス民謡組曲(またはイングランド民謡組曲、英:''English Folk Song Suite'' )はレイフ・ヴォーン・ウィリアムズが1923年に作曲した吹奏楽曲。作曲者の吹奏楽曲のうちで最も有名な作品であり、また吹奏楽のレパートリーの中でも古典的名曲とされている。民謡を使った親しみやすい曲調で、技術的に難しくないことから、今日でも中学生などにも好んで取り上げられる。 == 概要 == ヴォーン・ウィリアムズは作曲家として大成する以前には、自国イングランドの民謡の収集に力を注いでいた。それは晩年の大作に至るまでヴォーン・ウィリアムズの作風に影響を及ぼしたが、一方でまた民謡素材をほぼそのままに近い形で扱った楽曲もいくつか書いており、その一つがこの組曲である。 曲は1923年に王立軍楽学校の司令官ジョン・サマヴィル大佐の依頼で作曲され、同年7月にヘクター・A・アドキンズ中尉指揮の王立軍楽隊により、トゥイッケンハイムで初演された(7月4日にトゥイッケナム(:en:Twickenham)のネラーホール(:en:Kneller Hall)でB.ガビングズの指揮により行われたという説もある〔Timothy Reynish, notes for ''British Wind Band Classics'', Chandos Records CHAN9697, 1999 PDF 〕)。なお、初演時の版は4曲から構成されていたが、その第2曲は後に独立した吹奏楽作品・行進曲『海の歌』とされ、組曲は短調と長調の2つの行進曲の間に間奏曲をはさむ現行の構成になった。 1924年にゴードン・ジェイコブによって管弦楽およびブラス・バンド用の編曲が行われている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イギリス民謡組曲」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 English Folk Song Suite 」があります。 スポンサード リンク
|