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イングリッシュ・バンドッグ : ウィキペディア日本語版 | イングリッシュ・バンドッグ イングリッシュ・バンドッグ(英:Engilsh Bandog)は、イギリスのイングランド原産の警備犬種のひとつである。
== 歴史 == 生い立った年についてはよくわかっていないが、1800年代ごろに犬種として確立されていたことを示す資料が残されており、それ以前に生まれていた可能性がある。バンドッグ系犬種の最古種であるとされるオールド・イングリッシュ・バンドッグにセントハウンド系のくず犬(猟に使えない犬)を掛け合わせ、嗅覚の向上と軽量化を図って作出された。しかし別の説ではバンドッグ系の犬とセントハウンド系の捨て犬の自然交配により誕生したのがもとであるとも言われている。こののち18世紀にはイングリッシュ・フォックスハウンドの血が導入され、更なる改良も行われた。 主に主人の土地や家、農場などを泥棒から守るため、警備犬として使われていた。不審者に対してあまりにも獰猛になりすぎるため、見張りをさせる際には必ず紐(バンド)又は鎖につながれていた。不審者を発見すると激しく吠え、それで相手が怯えて退散しない場合は更なる威嚇行為を行い、飛び掛って荒々しく噛み付くという。不審者の排除には鉄槌を下し、イングリッシュ・バンドッグを飼う家に盗みに入るものなら、腕の皮の一枚や二枚はいつの間にか無くなっているとまでいわれ、非常に恐れられていた。 需要そのものは高かったが、あまりにも獰猛で飼いにくい事や同国原産の警備犬種であるブルマスティフの人気の上昇、無計画な異種交配を多数行ったため、19世紀ごろに絶滅してしまった。衰退期の絶滅寸前のイングリッシュ・バンドッグには外見のバリエーションが増え、種として公認できるほどではなかったとされている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イングリッシュ・バンドッグ」の詳細全文を読む
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