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インシュラー体[いんしゅらーたい]
インシュラー体(島の書体を意味する)は、中世の書体の名称である。最初にアイルランドで使われ、後にグレートブリテン島に伝わり、さらにアイルランドのキリスト教の影響によって大陸ヨーロッパに広がった。アイルランドの宣教師は、ボッビオなどに修道院を建て、それにより大陸にこの書体がもたらされた。イングランドの宣教師に影響されたフルダなどの修道院でもインシュラー体が使われた。インシュラー体が関係するインシュラーアートのうち、現在までもっともよく残っているものは装飾写本である。インシュラー体はアイルランド語の正書法と、現代の手書きおよび印刷書体としてのゲール文字に大きく影響している。 ==起源== インシュラー体は、7世紀にアイルランドで発達し、19世紀まで使われたが、その最盛期は西暦600年から850年の間である。インシュラー体はアンシャル体、およびアンシャル体に直接影響された半アンシャル体に密接に関連している。インシュラー体の最高のものは大文字の半アンシャル体であり、これは大陸の半アンシャル体に由来する。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「インシュラー体」の詳細全文を読む
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