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インスタマチックカメラ : ウィキペディア日本語版 | インスタマチック インスタマチック()は、イーストマン・コダックによるフィルムの規格、また、それを採用した写真フィルムとカメラである。それまでのロールフィルムと異なり、フィルムが専用カートリッジに収めてあるためフィルムの装填が容易である。126フィルムを使う狭義のインスタマチックと、その後継である110フィルムを使うポケットインスタマチックがあり、この項では両者について述べる。 == 概要 == インスタマチック登場前のロールフィルムは装填の際「フィルムの先を巻き上げスプールに巻き付ける」「巻き上げ機構を作動させて巻き上げていることを確認する」「裏蓋を閉めて巻き上げる」という動作が必要だった。また135フィルムは撮影が終わると巻き戻しが必要である。巻き上げていないのに気がつかず撮影しても当然何も写らないし、フィルム交換に時間が掛かる。120フィルム(ブローニーフィルム)や127フィルム(ベストフィルム)はフィルムの裏面に遮光紙を重ね合わせ巻き軸に巻いただけのもので、手から落とせばフィルムは露光して撮影した写真が台無しになる可能性もある。 そこでコダックは、説明書を熟読したりコツを掴むことなく誰でもフィルムの装填が可能となるようにロールフィルムを専用のカートリッジに装填して販売し、それをそのままカメラに収めて使うシステムを考案した。フィルムに裏紙を巻いた状態でカートリッジに収めてあり、裏紙に書かれたコマ数をカートリッジ後部の小穴から読み取る。また送り側も含んだカートリッジとなっているため巻き戻しも不要である。多少フィルムが高価となるが、カメラから巻上げ機構の一部や、さらにフィルムカウンターを省略することも可能で簡単な構造となって安価に製造できるため、トータルでのコスト差を小さくすることが見込める。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「インスタマチック」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Instamatic 」があります。
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