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インスタントカメラ・チェキ、正式名称instax(インスタックス)は、富士フイルムが発売したインスタント写真システムの総称であり、同社の商標である。基本的にはインスタントカメラに類する製品であるが、チェキカメラと同じフィルムを使用するプリンター(チェキプリンター)等も発売されており、同社Piviの前身にあたる。但しPiviとフィルムの互換性は無い。チェキプリンターを含め、シリーズを通して累計400万台(2006年現在)を販売し、Piviに次ぐヒット商品となっている。イメージキャラクターには当初、赤塚不二夫の代表キャラクター「ニャロメ」と滝沢秀明が起用された。 また、タカラ(現在のタカラトミー)にOEM供給され、旧・タカラから「ポケピィ」として発売されていたこともある。 == チェキ関連製品 == ; instax mini 10・20・25・30 : カードサイズの専用フィルムを使用した、チェキカメラ最初のシリーズである。20は10の後継で、主に動作時の静音化が図られた。30ではストロボ発光機能が改良された他、セルフタイマーが初めて搭載された。25ではツーショット撮影用のミラーがレンズ脇に標準装備されている(発売開始 10…1998年10月、20…2000年12月、25…2005年11月、25ホワイト・HelloKitty…2009年6月、30…2002年5月)。 ; instax mini 7 : チェキカメラの普及シリーズ。画質に取り立てて大きな違いはないが、レンズを焦点切り替え式から固定焦点式に、レンズ鏡筒を電動繰り出し式から電源スイッチ兼用の手動式に変更。さらに電源をリチウム電池から単3型乾電池4本に変更するなど、より一層の低価格化と操作の単純化を図ったシリーズである。instax miniシリーズの中では最も大きいサイズだがコストパフォーマンスに優れ、本体のカラーバリエーションや企業向けのノベルティモデルを含めるともっとも種類が多い。2008年のチョコ・ホワイトボディには型式にSがついた(発売開始…2001年12月、7S…2008年6月)。 ; instax mini 50・55 : チェキカメラでは最も小型とされるシリーズ。1回のシャッターで2枚連続撮影ができるセルフタイマーが搭載された。50と55は機能的に大きな違いはないが、55は動作に連動して前面のLEDが光るマルチイルミネーションなど、一部外装が異なる(発売開始 50…2003年9月、55…2003年3月)。 ; instax wide 100・200・210・500AF : フォトラマシリーズの後継となる、ワイドフィルム専用のinstaxカメラシリーズ。フィルム画面サイズは黄金比の1対1.618に近い、チェキフィルム2枚分にあたる62×99ミリを採用した。500AFはオートフォーカス機能を搭載した唯一のモデルである。210には接写レンズが標準付属する(発売開始 100…1998年12月、200…2000年11月、210…2009年6月、500AF…1999年7月)。210は単3乾電池4本を使用するが、うち2本は通例とは逆にプラス極側がコイルスプリングとなっているので注意を要する。 ; FinePix PR21「プリンカム」 : 富士フイルム製デジタルカメラ「FinePix」シリーズの1つ。230万画素デジタルカメラにチェキのインスタントカメラ機構を組み込んだ物。デジタルカメラで撮った写真をその場でプリント可能という斬新さがあったものの、インスタントカメラ機構を組み込んだが故に他の同クラスのデジタルカメラと比べて高価かつ本体サイズが大きくなり過ぎたため、成功せずに終わった。 ; チェキプリンター NP-1 : 携帯電話の画像を赤外線で送信し、チェキ専用フィルムにプリントできるモバイルプリンター。後に発売される同社Piviの前身にあたる製品である。チェキプリンター開発の背景には一般的な銀塩カメラが大衆を離れ、代わって市場にデジタルカメラが進出してきた事が大きな理由として上げられる。またカメラ付き携帯電話に内蔵のカメラがデジタルカメラに匹敵する高画素化を実現した事で、これをデジタルカメラの代替品として利用するユーザーが爆発的に増加しつつあった事も理由の1つである。チェキプリンターは、こうした現状をみて生まれた製品であり、チェキシリーズの中で最も多く販売された製品となっている。実際、同社は前述のようにデジタルカメラと自動現像型フィルム構造を組み合わせた「プリンカム」を発売した例があったが、非常に高価だったことや、持ち運ぶには大きすぎたことが原因で売上は伸びなかった。そうした経験を生かし、チェキプリンターでは大幅な小型化も図られているが、それでも持ち運んで使える大きさかどうかは意見が分かれる所である(発売開始…2003年12月、パールピンク…2004年3月)。 ; instax mini 90 ネオクラシック : 2013年8月発売。2014年現在のフラッグシップモデル。クラシックカメラを彷彿とするデザインに、接写レンズを装着する必要なく近距離撮影が可能なマクロ撮影モード、2つの画像を重ねられる二重露光モード、夜景等を撮影出来るバルブモード等を搭載する。 ; instax SHARE SP-1 : 2014年2月15日発売。正式にはスマートフォンプリンターであり、「スマホ de チェキ」と言う愛称が付けられている。スマートフォンのカメラで撮った後、専用アプリを使い無線LANで転送して印刷する。専用アプリにはその場の情報等を同時に印刷するリアルタイムテンプレート、限定感のあるプリントを出力するリミテッドテンプレート等が設定されている。FinePix F1000EXR、FUJIFILM Xシリーズの2013年以降の製品からの直接印刷にも対応する。本製品は、富士フイルム創業80周年記念製品として位置づけられている〔Fujifilm Value from Innovation | 富士フイルムホールディングス 〕。 各モデルにそれぞれ専用ケースや、アルバム等の設定がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「インスタントカメラ・チェキ、正式名称instax(インスタックス)は、富士フイルムが発売したインスタント写真システムの総称であり、同社の商標である。基本的にはインスタントカメラに類する製品であるが、チェキカメラと同じフィルムを使用するプリンター(チェキプリンター)等も発売されており、同社Piviの前身にあたる。但しPiviとフィルムの互換性は無い。チェキプリンターを含め、シリーズを通して累計400万台(2006年現在)を販売し、Piviに次ぐヒット商品となっている。イメージキャラクターには当初、赤塚不二夫の代表キャラクター「ニャロメ」と滝沢秀明が起用された。また、タカラ(現在のタカラトミー)にOEM供給され、旧・タカラから「ポケピィ」として発売されていたこともある。== チェキ関連製品 ==; instax mini 10・20・25・30: カードサイズの専用フィルムを使用した、チェキカメラ最初のシリーズである。20は10の後継で、主に動作時の静音化が図られた。30ではストロボ発光機能が改良された他、セルフタイマーが初めて搭載された。25ではツーショット撮影用のミラーがレンズ脇に標準装備されている(発売開始 10…1998年10月、20…2000年12月、25…2005年11月、25ホワイト・HelloKitty…2009年6月、30…2002年5月)。; instax mini 7: チェキカメラの普及シリーズ。画質に取り立てて大きな違いはないが、レンズを焦点切り替え式から固定焦点式に、レンズ鏡筒を電動繰り出し式から電源スイッチ兼用の手動式に変更。さらに電源をリチウム電池から単3型乾電池4本に変更するなど、より一層の低価格化と操作の単純化を図ったシリーズである。instax miniシリーズの中では最も大きいサイズだがコストパフォーマンスに優れ、本体のカラーバリエーションや企業向けのノベルティモデルを含めるともっとも種類が多い。2008年のチョコ・ホワイトボディには型式にSがついた(発売開始…2001年12月、7S…2008年6月)。; instax mini 50・55: チェキカメラでは最も小型とされるシリーズ。1回のシャッターで2枚連続撮影ができるセルフタイマーが搭載された。50と55は機能的に大きな違いはないが、55は動作に連動して前面のLEDが光るマルチイルミネーションなど、一部外装が異なる(発売開始 50…2003年9月、55…2003年3月)。; instax wide 100・200・210・500AF: フォトラマシリーズの後継となる、ワイドフィルム専用のinstaxカメラシリーズ。フィルム画面サイズは黄金比の1対1.618に近い、チェキフィルム2枚分にあたる62×99ミリを採用した。500AFはオートフォーカス機能を搭載した唯一のモデルである。210には接写レンズが標準付属する(発売開始 100…1998年12月、200…2000年11月、210…2009年6月、500AF…1999年7月)。210は単3乾電池4本を使用するが、うち2本は通例とは逆にプラス極側がコイルスプリングとなっているので注意を要する。; FinePix PR21「プリンカム」: 富士フイルム製デジタルカメラ「FinePix」シリーズの1つ。230万画素デジタルカメラにチェキのインスタントカメラ機構を組み込んだ物。デジタルカメラで撮った写真をその場でプリント可能という斬新さがあったものの、インスタントカメラ機構を組み込んだが故に他の同クラスのデジタルカメラと比べて高価かつ本体サイズが大きくなり過ぎたため、成功せずに終わった。; チェキプリンター NP-1: 携帯電話の画像を赤外線で送信し、チェキ専用フィルムにプリントできるモバイルプリンター。後に発売される同社Piviの前身にあたる製品である。チェキプリンター開発の背景には一般的な銀塩カメラが大衆を離れ、代わって市場にデジタルカメラが進出してきた事が大きな理由として上げられる。またカメラ付き携帯電話に内蔵のカメラがデジタルカメラに匹敵する高画素化を実現した事で、これをデジタルカメラの代替品として利用するユーザーが爆発的に増加しつつあった事も理由の1つである。チェキプリンターは、こうした現状をみて生まれた製品であり、チェキシリーズの中で最も多く販売された製品となっている。実際、同社は前述のようにデジタルカメラと自動現像型フィルム構造を組み合わせた「プリンカム」を発売した例があったが、非常に高価だったことや、持ち運ぶには大きすぎたことが原因で売上は伸びなかった。そうした経験を生かし、チェキプリンターでは大幅な小型化も図られているが、それでも持ち運んで使える大きさかどうかは意見が分かれる所である(発売開始…2003年12月、パールピンク…2004年3月)。; instax mini 90 ネオクラシック: 2013年8月発売。2014年現在のフラッグシップモデル。クラシックカメラを彷彿とするデザインに、接写レンズを装着する必要なく近距離撮影が可能なマクロ撮影モード、2つの画像を重ねられる二重露光モード、夜景等を撮影出来るバルブモード等を搭載する。; instax SHARE SP-1: 2014年2月15日発売。正式にはスマートフォンプリンターであり、「スマホ de チェキ」と言う愛称が付けられている。スマートフォンのカメラで撮った後、専用アプリを使い無線LANで転送して印刷する。専用アプリにはその場の情報等を同時に印刷するリアルタイムテンプレート、限定感のあるプリントを出力するリミテッドテンプレート等が設定されている。FinePix F1000EXR、FUJIFILM Xシリーズの2013年以降の製品からの直接印刷にも対応する。本製品は、富士フイルム創業80周年記念製品として位置づけられているFujifilm Value from Innovation | 富士フイルムホールディングス 。各モデルにそれぞれ専用ケースや、アルバム等の設定がある。」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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