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霊感(れいかん、)は、神・仏が示す霊妙な感応のこと〔大辞林〕。また、神や仏が乗り移ったようになる人間の超自然的な感覚〔大辞林〕。あるいは霊的なものを感じとる心の働き〔大辞林〕。 理屈(理知的な思考過程など)を経ないままに、何かが直感的に認知されるような心的状態〔『宗教学辞典』東京大学出版会、1973【霊感】〕。 また、こうした本来の意味から転じて、芸術家・哲学者・科学者などが説明しがたい形で得た着想、ひらめきのことも指すようになった。 ==概説== 霊感は例えば次のような状態で見られる〔『宗教学辞典』東京大学出版会、1973【霊感】〕。ひとつは断食、不眠(お籠り)、修行による疲労 等の生理的条件、および山中・神殿・深夜の時間帯といった環境的条件をととのえて、余計な意識活動・理知的活動を消してゆくことで得られる場合である〔『宗教学辞典』東京大学出版会、1973【霊感】〕。もうひとつは、霊能者と言われる、生得的に無意識的活動に入りやすい人物がそれを得ている場合がある〔『宗教学辞典』東京大学出版会、1973【霊感】〕。 つまり聖職者や預言者、僧などの宗教家が修行や悟りの結果として神仏からの啓示を得る場合と、もともと生まれつき霊能者として霊感を得る資質を持っている場合がある、ということである。また、祈ることによって神・仏からの反応が得られる場合もあろう。 聖書など多くの宗教書が霊感をもとに書かれている〔『宗教学辞典』東京大学出版会、1973【霊感】〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「霊感」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Artistic inspiration 」があります。 スポンサード リンク
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