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インターカム : ウィキペディア日本語版
インターカム
インターカムとは、公衆交換電話網に接続されていない構内音声通信設備のうち、放送局コンサートホール多目的ホール劇場などで使用されるもののこと。「インターコミュニケーション」(相互通信式構内電話)の日本式省略形。また、日本では業界用語として「インカム」という呼称が定着している。
== 概要 ==
インターカムは放送局やホールでのプログラムの進行を遅滞なく円滑に行うために使用するため、ハンズフリーで同時双方向通信できる通信装置として発達した。その事からヘッドセットを使用する場合が多い。端末機の形態としては腰のベルトに装着するベルトパック型、卓上で使用するデスクトップ型、操作卓やラックに組込んで使用するラックマウント型がある。インターカムは、電話やインターホンと異なって、複数のユーザーの同時使用が可能であることも特徴の一つである。二人のユーザーが打ち合わせ中に、その音声に被せる形で、素早く意志を伝達することが可能である。電話やトランシーバーよりも即時性が高いのである。一般的にインターカム・システムは有線通信が主流であったが、無線通信方式のインターカムも台頭して来ている。近年、交互通信のトランシーバーにヘッドセットを付属させた形態の通信手段を「インカム」と呼称している事が多いが、本来的にいうと「ヘッドセット付きトランシーバー」であって本来の「インカム」ではない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「インターカム」の詳細全文を読む



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