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インターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ(The Intercontinental Rally Challenge、IRC)は、ヨーロッパのスポーツ専門放送局ユーロスポーツが主催および運営し、2006年から2012年まで行なわれた国際ラリー選手権シリーズ。 ユーロスポーツが2013年以降のヨーロッパラリー選手権(ERC)のプロモーターとなることから、ERCに統合される形で2012年シーズンを最後に終了した。 == 概要 == 世界ラリー選手権(WRC)の参戦コストが年々高騰していることから、WRCよりも低いコストで参戦出来る国際ラリーシリーズとして発足した〔"Intercontinental Rally Challenge 2010 ". 横浜ゴム.(2010年)2014年1月25日閲覧。〕。2006年に暫定的に開催され、この時の名称はインターナショナル・ラリー・チャレンジだった。2007年からは正式に開始した。 マシンは高額なWRカーを採用せず、市販車販売戦略に結びつくなどの理由から、スーパー2000とグループN(グループR)を中心に据え、2,000ccまでのグループAも参加できる〔。放送局が主催するシリーズということで、テレビ中継やインターネット配信などのメディア露出の多さも魅力であり、多彩なマニュファクチャラーが参戦することになった。なお、メーカーがマニュファクチャラー登録をした場合のみ、そのマシンを使用するチームがポイント対象となり、ユーロスポーツの放送にも映されるというシステムを用いている〔"スバル、IRCにマニュファクチャラーとして登録 ". オートスポーツ.(2009年12月5日)2014年1月25日閲覧。〕。 ドライバーは主にアマチュアや若いドライバーを起用している。ランキングは有効ポイント制で、2011年まではベスト7戦、2012年はベスト8戦の合計得点で争われる。全選手を対象とした総合ランキングのほかに、2WD車を対象とした2WDカップ、S2000以外の市販車を対象としたプロダクションカップも表彰される。2011年は新井敏弘(スバル)がプロダクションカップを獲得した。 シリーズはWRCのように単独開催ではなく、ヨーロッパを中心とした各地のラリーの中から人気や伝統のあるイベントを選んで選手権指定する方式。ラリー・モンテカルロやサファリラリー、ツール・ド・コルス、ラリー・サンレモといったWRCカレンダーから外れたイベントを交えており、運営方法もイベントごとの個性をある程度尊重している〔。2009年シリーズはラリージャパンもスケジュールに組み込まれていたが開催されず、IRCの補助的なイベントとしてラリー北海道(アジアパシフィックラリー選手権のイベント)が指定された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「インターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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