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インターネットテレビ # テレビ受像機にインターネット接続機能が付加された物の通称。日本のインターネット#テレビを利用したインターネットの利用、薄型テレビ#ネットワーク接続を参照。 # インターネットを通じて、主として映像で番組を配信する、インターネットのコンテンツの一形態。本項目ではこのうち、主にパソコンで受信するものについて詳述する(テレビ受像機で受信する形態についてはIP放送#IPテレビを参照)。 ---- インターネットテレビは、インターネット接続を介して、インターネット上で提供されているサービスにより映像番組を視聴するもの。ネットテレビの表現もある。パソコンなどによる放送通信サービスの名称としての「WebTV」は1999年に米マイクロソフト社が〔商願平9-118047、商標登録番号 第4319168号〕、「ウェブテレビ」(WEBTELEVI)は2002年に岡山市の個人が〔商願2000-6750、商標登録番号 第4614288号〕それぞれ商標登録している。 提供される映像番組には、既存のテレビ放送と同じ内容も、また独自の番組もある。番組の提供形態は、大別すると次のようになる。 * リアルタイムでオンエアするもの。基本的には、放送時間にサービスに接続している必要がある。(ストリーミング) * クリップで番組をいつでも視聴できるようにしたもの。(ビデオ・オン・デマンド) ADSLやCATV、FTTHなどブロードバンドの普及により実用化されている。 == 日本の実情 == 日本におけるインターネットテレビ(動画配信サービス、ライブストリーミング)は各種制作会社のほか、インターネットサービスプロバイダやポータルサイトなど既存のテレビ局以外の企業に牽引されていると言える。ここで配信される番組は通常のテレビ放送ではあまり見られないような、特定視聴者層向けに作られた番組を中心に編成されていることが多い。またこれらのインターネット配信される番組は、コンテンツを有料にするのではなくGyaO!のように番組途中でテレビCMを放映(一部を除き現在は最初のみCMが流れる)、番組中でも画面外にバナー広告を掲載することで収益としていることが多い。 2000年代末以降は、既存のテレビ局も本格的にインターネットテレビに参入しだした。無料でクリップ・ニュースを配信したり、過去に既存のテレビ網で放送されたドラマなどの番組を有料ビデオ・オン・デマンドにより配信したりし始めた。ただし、局によって対応は様々で、第2日本テレビでは入会無料であるのに対し、他の局ではプロバイダの接続会員かコンテンツ会員になる必要があり、それぞれ入会金がかかる。その際の入会金はそれほど費用がかからないものもあれば、1000円単位まで費用にかかるものもあるなどまちまちである。また基本的にはテレビ網とのサイマル放送は行われていないが、地方テレビ局の広告収入が減収となる恐れがある、番組の視聴率低下につながる(視聴率の集計方法によるもの)ためとされている。 このように普及の兆しを見せているインターネットテレビだが、現状ではまだ多くのサービスで動画視聴に必要な環境に偏りがあり、推奨ブラウザにおける対応ウェブブラウザの拡大など、より多様な視聴環境に対するアクセシビリティ面での対応が必要である。またスマートフォンやタブレット端末など新たに普及し始めたスマートデバイスへの対応も急務である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「インターネットテレビ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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