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インテロス : ウィキペディア日本語版
INTEROS
INTEROS(INtegrated Train communication networks for Evolvable Railway Operation System、インテロス)は、鉄道車両の制御伝送・モニタリング装置である。
== 概要 ==

TIMSの後継システムとして開発された。TIMSの基幹伝送路RS-485だったのに対しINTEROSはイーサネットを使った伝送路である。INTEROSは基幹伝送路を制御系、状態監視系、情報系と3つのネットワークに分け伝送を行う。また、架線線路の状態などを地上へリアルタイムに送信し、保守や修理手配などの効率化を図る監視検測システムの通信規格にはWiMAXが使われている。これら汎用的な規格を採用することにより維持管理や開発費などのコストを低減できるだけでなく、迅速に大容量のデータを送受信することが可能となり、活用の幅も広がっている〔山手線新車E235系は何を目指すのか トラブル原因「INTEROS」の意味 (乗りものニュース 2015年12月6日)〕。
TIMSと同じく三菱電機東日本旅客鉄道(JR東日本)の共同開発である。また、MUE-Train試験車)で開発試験運転が行なわれている。実用としては2015年(平成27年)落成のE235系電車(量産先行車)に初めて搭載された。
; E235系電車での実用化とシステムトラブル
E235系では、試運転によるシステムの検証などが約8ヶ月間行われた後に営業運転を開始する運びとなったが、営業運転初日の2015年(平成27年)11月30日にINTEROSの不具合が原因とみられる運行トラブルが相次いで発生したため、同日の運転は打ち切り、翌日以降も営業運転を中止する事態となった(詳細は「JR東日本E235系電車#車両トラブル」を参照)。
その後、INTEROSのソフトウェア改修がおこなわれた上で、同年12月27日より200%の乗車率に相当する1両あたり18トンのを積むなどして様々な状況を想定した走行試験がおこなわれたが〔運転中止の山手線E235系、1両18トンの重りで停止ソフトを再検証 (日経コンピュータDigital 2015年12月24日)〕、問題なく動作することが確認できたため、2016年(平成28年)3月7日から営業運転を再開している〔 (ITpro by日経コンピュータ・2016年3月4日)〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「INTEROS」の詳細全文を読む



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