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インディアン居留地[いんでぃあんきょりゅうち]
インディアン居留地(インディアンきょりゅうち、保留地、Indian reservation)とは、アメリカ合衆国内務省BIA(インディアン管理局)の管理下にある、インディアン(アメリカ州の先住民族)部族の領有する土地。リザベーションという呼び名が一般的だが、有力な民族のものは自治権が強く1つの国家にも等しい力を持つとされ、ネイション(国家)とも呼ばれる。同様にインディアンやエスキモーが先住するカナダにも同種の領域が存在する。 西部開拓時代には「インディアン・テリトリー(インディアン領)」と呼ばれていた。また、現在では「インディアン自治区」と呼ばれることも多い。 == 歴史 == 「リザベーション」は、現在では「居留地」と表されることが多いが、本来の意味としては「保留地」、つまり「インディアンの故国として白人が保障してとっておいた(リザーブした)土地」である。これは、とりもなおさず、いずれ「保留」を解消するという意味合いも含んでいる。白人達がアメリカ大陸を「開拓」する上でどうしてもぶち当たる問題、インディアンとの土地問題を解決すべく、彼らと条約を結び保留地に住まわせるという政策は、合衆国の歴史でもあった。白人政府とインディアン各部族との間に結ばれた、保留地を軸とした条約の数は、実に371に上る。 当初、白人側はインディアンをそこに閉じ込めるといった考えはなかった。狩猟のためにインディアンは保留地から離れることがしばしばあったし、白人がそこの土地を買ったり、勝手に進入したりすることも許されないということを、白人側はインディアン側に条約で約束していた。インディアンは保留地を通る幌馬車やカウボーイから、通行料を取ってさえいたのである。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「インディアン居留地」の詳細全文を読む
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