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ヴィッカース A1E1 インディペンデント重戦車は、イギリスにおいて戦間期に製造された多砲塔戦車である。 == 概要 == ヴィッカース社によって、戦間期の1925年に製造された。試作段階にしか達しなかったものの、多数の戦車の設計に影響を及ぼした。 戦車に”A”、装軌式装甲車に”B”、装輪式装甲車に”D”で始まる参謀本部制式番号(General Staff number)を付与する方針により、イギリス陸軍初の制式重戦車として"A1"の参謀本部制式番号が与えられた。これに1番目の試作車を意味する"E1"を加え、"A1E1"とされた。 インディペンデントは実戦には一度も参加しなかったが、各国陸軍は本車を模倣した。A1E1のデザインが影響したとみなせるものとしては、ソビエト連邦のT-28中戦車とT-100多砲塔戦車、ドイツのノイバウファールツォイク、さらにイギリス軍のMk.III中戦車と巡航戦車 Mk.I(3砲塔型)、日本の試製1号戦車、アメリカのT1重戦車などの戦車が挙げられる。ソ連赤軍のT-35多砲塔戦車は、本車の計画とレイアウトに多大な影響を受けたものであった。 また、A1E1が大型・高価な戦車となる事から、それを補うための小型・安価な戦車としてイギリスはカーデン・ロイド豆戦車を開発し、多くの国が購入、あるいは模倣した豆戦車を開発し、間接的な影響を与えた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「A1E1 インディペンデント重戦車」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Vickers A1E1 Independent 」があります。 スポンサード リンク
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