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イントラムロス
イントラムロス(Intramuros)は16世紀にスペイン人たちによって建てられた、フィリピンの首都マニラの最古の地区であり、パシッグ川南岸に位置する。その名称は直訳するとスペイン語で「壁の内側で」となり、壁で囲まれた都市または要塞を意味するほか、その厚く高い壁と堀とで囲まれた構造を言い表している。スペイン時代には、イントラムロスはマニラそのものだと考えられていた。 ==歴史==
===前スペイン時代===
イントラムロスの場所は当初マレー系イスラム教徒の大規模な居留地で、「マイニラッド(Maynilad)」と名づけられ、ダトゥ、ラージャ、あるいはスルタンという君主たちによって支配されていた。その名前は「may nilad(ニラッドの生えるところ)」に由来し、ニラッド(またはニラnila)は星形の花の水草で、パシッグ川河岸の低地に沿って豊富に群生している。パシッグ川とマニラ湾に面したマイニラッドの戦略的位置は、現地のタガログ諸部族にとって中国、ボルネオ、インドネシアから来ていた中国人やイスラム教徒の商人を含むほかのアジアの諸文明と交易するに当たって理想的だった。マイニラッドはまた、ヨーロッパ人が初めてルソン島に到達する前にその地域を支配していた現地の族長たちの権力の中心でもあった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イントラムロス」の詳細全文を読む
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