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インドプレート : ウィキペディア日本語版
インドプレート

インドプレート(Indian Plate)は、ゴンドワナ大陸から分裂してできた地殻構造プレートである。5,000 - 5,500万年前はオーストラリアプレートと融合していたが、現在ではインド亜大陸を含むインド・オーストラリアプレートの一部となり、インド洋の一部となっている。
== 歴史 ==
約9,000万年前の中生代白亜紀の後期に、インドマダガスカルを合わせたインド亜大陸がゴンドワナ大陸から分裂し、その後マダガスカルからインドプレートが分裂した。インドプレートは約20cm/年の速度でへ移動し、5,000 - 5,500万年前の新生代始新世アジアに衝突した。この間、インドプレートは他のどんなプレートよりも速く移動し、2,000 - 3,000kmもの距離を移動したインドプレートが速く移動した原因は、2007年にドイツ地質学者らによって解明された。インドプレートは他のゴンドワナ大陸から派生したプレートと比べ、半分ほどの厚さしかなかったのである。また、インド・ネパール間で起こったユーラシア大陸との衝突によって、地殻が盛り上がるようにしてチベット高原ヒマラヤ山脈が形成された。現在、ユーラシアプレートは2cm/年の速度で移動しているのに比べ、インドプレートは北東へ5cm/年の速度で進んでいるため、ユーラシアプレートは歪み、インドプレートは4mm/年ほど圧縮されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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