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インドールアミン-2,3-ジオキシゲナーゼ(indoleamine 2,3-dioxygenase)は、トリプトファン代謝酵素の一つで、次の化学反応を触媒する酸化還元酵素である。 :(1) D-トリプトファン + O2 ''N''-ホルミル-D-キヌレニン :(2) L-トリプトファン + O2 ''N''-ホルミル-L-キヌレニン 酵素の組織名はD-tryptophan:oxygen 2,3-oxidoreductase (decyclizing)で、別名にIDO (ambiguous)、tryptophan pyrrolase (ambiguous)がある。 == 機能 == インドールアミン-2,3-ジオキシゲナーゼはキヌレニン経路におけるトリプトファン代謝の第一段階かつ律速酵素であり、トリプトファンの枯渇を引き起こし、微生物やT細胞の増殖抑制を引き起こす。 IDOは代替活性化マクロファージやその他の免疫調節細胞によって産生される免疫調節酵素であり、多くの腫瘍における免疫逃避戦略にも使われている。 インターフェロンγは多くの腫瘍細胞に対して抗増殖効果をもち、''トキソプラズマ''や''クラミジア''のような細胞内の病原体を阻害しており、これらの効果はインドールアミン-2,3-ジオキシゲナーゼの誘導によるところが幾分かある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「インドールアミン-2,3-ジオキシゲナーゼ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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