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インド国定暦[いんどこくていれき] インド国定暦(インドこくていれき、英語:Indian national calendar、Saka calendar)とは、様々な暦が存在するインドにおいて、西暦1957年以来、「統一暦」として公式に採用されている暦法。紀元をサカ紀元(またはサカ紀、シャカ紀元)とするサカ暦(またはシャカ暦)を元にしたインド太陽暦に基づいており、インド国定暦やサカ暦、インド太陽暦のほかに単に国定暦、また国民暦、ヒンドゥー暦と呼称されることもある。ここではサカ紀元による紀年法としての側面についても述べる。 == 概説 == インド政府及び主要メディアはグレゴリオ暦(西暦)と共に併用することが多い。また、地域・民族によってはイスラム暦やベンガル・カレンダーなど各地域・民族固有の暦と併用することも多い。 この暦ではサカ紀元の紀元に当たる西暦78年を「インド国定暦0年」として数える。インドではかつてより、紀年法などにおいても「数え」よりも「満」で年数を数えることが多い。この紀元はクシャーナ朝カニシカ王が制定したなど諸説あるがはっきりしない。年始はグレゴリオ暦の3月22日(閏年は3月21日)に当たる。紀元が「0」から始まっているため、グレゴリオ暦で平年かつ3月22日(年始)以降では西暦から78年を引き、3月21日以前では79年を引くと国定暦の年になる(閏年の場合は共に1日前にずらして考える)。例えば西暦2000年3月21日は国定暦1922年に当たる。閏年を調べるには、国定暦に78年を足しその合計数が西暦で閏年かどうか確認する。 インドでは国定暦(サカ暦)以外にもサカ紀元(''西暦77~79年'')を紀元とする暦が数多く存在する(主に南インドで使用される)。一方、北インドではヴィクラマ紀元(''西暦紀元前58年~56年'')を紀元とする暦も多く使用されている。上述の通り国定暦の決まりでは紀元を「0年」として数える(''満'')ことになっているが、暦の種類や地方、さらに使う人によって紀元を「1年」として数える(''序数年・数え'')場合もままあるので、歴の計算をするときなどは注意が必要である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「インド国定暦」の詳細全文を読む
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