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インド洋空襲 : ウィキペディア日本語版
セイロン沖海戦[せいろんおきかいせん]

セイロン沖海戦(セイロンおきかいせん)は、1942年4月5日から4月9日インド洋セイロン島沖で日本海軍空母機動部隊イギリス海軍東洋艦隊の間で行われた海戦連合国軍側の呼称はインド洋空襲(Indian Ocean raid)。
== 背景 ==

=== 日本 ===
3月9日、日本軍はジャワ島を攻略し、第一段作戦(南方作戦)の主な作戦目的である南方資源地帯占領は想定より早く終了、作戦もビルマ方面をのぞき最終段階にあった。第二段作戦の検討は始められていたが、セイロン島に進出してインド・中国方面を攻略し、ドイツ・イタリアと連携作戦(西亜打通作戦)を目指す陸軍側と、オーストラリア大陸攻略またはサモア諸島まで進出して米豪遮断作戦を目指す海軍側(特に軍令部)とが対立し、最終目標が決まらない状態であった。さらに、日本と日独伊三国同盟を結ぶナチス・ドイツは、インド洋に日本海軍の戦力を投入してイギリスの後方を撹乱することを期待、海軍軍事委員会の野村直邦海軍中将と何度か協議している〔#海軍とコミンテルン98-99頁〕。連合艦隊司令部では2月20日から23日にかけてインド洋侵攻作戦の図上演習を行い、セイロン島の占領・英国東洋艦隊の撃滅という計画をたてる〔#海軍とコミンテルン101頁〕。しかしセイロン攻略作戦に自信を持てない日本陸軍や、米豪遮断を目指す海軍軍令部の反対により連合艦隊のインド洋方面作戦計画は後退を余儀なくされた〔。
この状況において、日本軍虎の子の空母機動部隊(第一航空艦隊基幹の南雲機動部隊)をインド洋に転用し、戦力の復活しつつあったイギリス海軍東洋艦隊を撃滅すべく行われたのが、インド洋作戦である。しかし、作戦を行う現地の状況がほとんどわからない状態で行われたこの作戦は、作戦目標もあまり明確でなかった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「セイロン沖海戦」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Indian Ocean raid 」があります。



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