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インピェラトリーツァ・マリーヤ級戦艦 : ウィキペディア日本語版 | インペラトリッツァ・マリーヤ級戦艦[いんぺらとりっつぁまりーやきゅうせんかん]
インペラトリッツァ・マリーヤ級戦艦(ロシア語:リニェーイヌィイェ・カラブリー・チーパ・イムピラトリーツァ・マリーヤ)は、ロシア帝国で設計された黒海艦隊向けの弩級戦艦()である。ロシア帝国海軍での分類は戦列艦()であった〔いわゆる「弩級戦艦」の登場により、従来の装甲艦(前弩級戦艦に相当)のように隊列の先頭の艦だけが戦闘を行うのではなく、戦列を組んだ全艦が一斉に戦闘を行うというように設計思想が変更されたことから、ロシア帝国では帆船時代の用語である戦列艦という用語を分類名として復活させ用いた。一方、西欧やアメリカ合衆国では古い用語を復活させず、日本海軍もその分類を参考にしたため、これに由来する日本語の「戦艦」や「戦列艦」の語意とロシア海軍の分類とはずれが生じている。〕。''リニェーイヌィイェ・カラブリー・チーパ・イムピラトリーツァ・マリーヤ)は、ロシア帝国で設計された黒海艦隊向けの弩級戦艦()である。ロシア帝国海軍での分類は戦列艦()であった〔いわゆる「弩級戦艦」の登場により、従来の装甲艦(前弩級戦艦に相当)のように隊列の先頭の艦だけが戦闘を行うのではなく、戦列を組んだ全艦が一斉に戦闘を行うというように設計思想が変更されたことから、ロシア帝国では帆船時代の用語である戦列艦という用語を分類名として復活させ用いた。一方、西欧やアメリカ合衆国では古い用語を復活させず、日本海軍もその分類を参考にしたため、これに由来する日本語の「戦艦」や「戦列艦」の語意とロシア海軍の分類とはずれが生じている。〕。 == 概要 == 黒海を巡って対立関係にあったオスマン帝国が黒海艦隊の保有する戦艦を凌ぐ艦船の整備計画を開始すると、黒海艦隊は保有する中では新しかった前弩級戦艦エフスターフィイ、イオアン・ズラトウースト、パンテレイモンの3 隻に対し近代化改修を実施した。しかし、これでも間に合わせの戦力にしかなり得ないことは明白であった。そのため、新たに計画されたのが、黒海艦隊向けの弩級戦艦インペラトリッツァ・マリーヤ級であった。 1911年には、オスマン帝国が34.3 cm(13.5インチ)砲を装備する超弩級戦艦レシャディイェ〔結局オスマン帝国へは引き渡されず、イギリスに接収されてエリンとなった。34.3 cm連装砲を5 基10 門を搭載した。〕をイギリスに発注したため〔『世界の艦船 イギリス戦艦史』、p.84〕、それより大きな35.6 cm(14インチ)砲の搭載も検討されたが、主砲の開発が間に合わないことからガングート級(セヴァストーポリ級)と同じ主砲を装備した。レシャディイェと同じ1911年に発注された〔『世界の艦船 ロシア/ソビエト戦艦史』、p.98〕。マリーヤ級はバルト海艦隊向けのガングート級の発展型として建造されたため、「黒海艦隊型セヴァストーポリ級」とも呼ばれた〔「黒海艦隊の水兵」()や「インペラトリーツィ(女帝たち)」と渾名されるが、3番艦以降は「インペラートル(皇帝)」である。〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「インペラトリッツァ・マリーヤ級戦艦」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Imperatritsa Mariya-class battleship 」があります。
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