|
ゲームセンター (Game Center) とは、ゲーム機などの遊技設備を設置して客に遊技させる営業を行う店舗やそれに類する区画された施設〔『風俗営業などの規制及び業務の適正化等に関する法律等の解釈運用基準』 「第3 ゲームセンター等の定義について・3 店舗その他これに類する区画された施設」 警察庁生活安全局 平成14年1月22日〕である。略して「ゲーセン」とも称される。業界やメディアでは「アミューズメント施設」という呼称も積極的に用いられており、セガ エンタテインメント、ナムコ、タイトー、ラウンドワンのゲームコーナー、アドアーズなど、多くの企業の公式サイト内では、原則として「アミューズメント施設」の呼称を用いている。 「ゲームセンター」(Game Center) という語は和製英語で、英語では同種の施設を指して「アミューズメント・アーケード」(Amusement arcade) や「ビデオ・アーケード」(Video arcade) という表現が使用される。また20世紀初頭には「ペニー・アーケード」(Penny arcade) という語も用いられた。 == 概要 == 営業に主として供される遊技設備には * ビデオモニターに表示される映像でゲームを行う、ビデオゲーム(格闘ゲーム、シューティングゲーム、ガンシューティングゲーム、音楽ゲーム、レースゲームなど)、 * 小額の景品を獲得するプライズゲーム(クレーンゲームなど)、 * ギャンブルゲームを金銭の授受を伴わずにシミュレートするメダルゲーム(7号転用機のパチンコ・パチスロ、競馬ゲームなど)、 * 各種自販機(写真シール自販機・プリント倶楽部など) * 子供向けのトレーディングカードゲーム などがあり、運営会社や地域によって設置される設備も大きく異なる。ビデオゲームが全く設置されておらず、プライズゲームやメダルのみで占める施設も多い。 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(以下「風適法」)第2条では、性風俗関連特殊営業以外の風俗営業を第1号から第8号までの8種類に分類しており、ゲームセンターはこのうちの「第8号」に属する。ゲームセンターを運営するに当たっては、一定規模未満のシングルロケを除いて、監督官庁である公安委員会の許可を要する。 2010年時点で許可を受けている営業所数は7137軒〔『警察白書』平成23年版〕で、1986年の26573軒をピークに、1993年を除き毎年減少を続けている。ただし、この営業所数には、ゲーム喫茶やカジノバー、あるいはアミューズメントパークなど、ゲームセンターとは異なる業態も含んでいるため、実際にはこれよりもさらに少ない。なお、同じ遊技業であるパチンコ屋は「第7号営業」に属しており、ゲームセンターの営業とは、行える行為や禁止行為が一部異なっている。 「ゲームセンター」(game center) という呼称は和製英語で、古くから慣用的に使われているが、日本の業界ではこの呼称を嫌って「アミューズメント施設」(AM施設)と呼ぶことがある。特にビデオゲームのない施設で用いられることが多い。 これは1980年代以降、アーケードゲーム業界のトップ企業のひとつである、セガ(後のセガゲームス)の中山隼雄が、当時自身が社長を務めていたセガ系列の施設や業界団体で、イメージの改善を目的として積極的にこの呼称を推進したことによる。また、「アミューズメントスポット」と称される場合もあるが、これは、ゲームセンターに限らない遊園地やボウリング場などの娯楽施設一般を指す場合にも使われている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ゲームセンター」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Amusement arcade 」があります。 スポンサード リンク
|