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株式会社EMIミュージック・ジャパン(イーエムアイミュージックジャパン、''EMI Music Japan Inc.'')は、かつて存在していた日本のレコード会社。元々は東芝グループの会社として成立したが、解散時にはユニバーサル ミュージック グループ傘下となっていた(詳細は後述)。旧称は東芝音楽工業株式会社(とうしばおんがくこうぎょう)→東芝イーエムアイ株式会社(とうしばイーエムアイ、''TOSHIBA-EMI LIMITED''、通称・東芝EMI)。2013年4月にユニバーサル ミュージック合同会社に吸収合併された。その際、邦楽制作部門がユニバーサル ミュージック傘下のレーベル「EMI Records Japan」として残り、レーベルの統合を経て同社の傘下レーベル「Virgin Music」(ヴァージン・ミュージック)、「EMI RECORDS」(イーエムアイ・レコーズ)となっている。 キャッチコピーは「Music for all, All for music」。 == 概要 == 1960年、東京芝浦電気(東芝)の音楽ソフトウェア部門が独立、東芝音楽工業(とうしばおんがくこうぎょう)として設立された。1973年、かねてから繋がりのあった4大メジャーレコード会社英・EMIが資本参加し東芝EMI(登記簿上は東芝イーエムアイ)に改称。 1994年以降、EMIが55%出資し、残りの45%を東芝が出資していた。2007年6月、東芝は同社の主力事業への経営資源投入強化による関連事業見直しの一環として、保有全株をEMI Group Limitedに売却〔「関連会社株式売却のお知らせ 」 東芝、2006年12月14日。〕し、音楽ソフト事業から撤退。これに伴い社名をEMIミュージック・ジャパンに変更した。創立当初からのコーポレート・スローガン“心への音楽”も継承された。 洋楽ではザ・ベンチャーズ、ザ・ビートルズ、クイーンなど、邦楽では由紀さおり、松任谷由実、オフコース、薬師丸ひろ子、坂本冬美、布袋寅泰、宇多田ヒカルなどの大物が多く所属している。ビートルズのCD発売前のアナログ盤時代は、イギリス盤を始め、アメリカキャピトル編集盤、日本編集・ドイツ・イタリア等、あらゆる編集盤を発売しファンを混同させた。 2002年以降は、エイベックス・グループと並んでコピーコントロールCD(CCCD)推進派の筆頭格で、後に2005年夏からは後続規格となったセキュアCDの推進役も務めた会社だった。他社がその適用を縮小した中で、演歌・歌謡曲の一部を除き一律CCCD適用の姿勢を崩さなかった。なお、2006年にCCCDでのリリースは完全撤退した。 その一方、音楽配信事業に関しては東芝EMI時代から寛容的である。2007年5月31日より海外のEMIグループと歩調を揃えてiTunes StoreにてDRMフリー楽曲の提供を始めた。ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME、ソニーBMG含む)が、親会社のソニーとの関係が強い為に配信サイトが限られているのとは対照的に、当初から様々なサイトで配信されている。なお、次世代DVDに関しては、当初から東芝主導で海外のEMIグループが参入していたHD DVDではなく、Blu-ray Discでの参入を表明していた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「EMIミュージック・ジャパン」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 EMI Music Japan 」があります。 スポンサード リンク
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