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イースト・ヨーロピアン・シェパード(英:East European Shepherd)は、ベラルーシ(旧ソ連)原産の牧羊・軍用の犬種である。ロシア語名はベロールスカヤ・オフチャルカ(英:Byelorusskaja Owterka)。 == 歴史 == 1920年代にドイツからジャーマン・シェパード・ドッグが輸入された。これをベラルーシの気候や厳しい自然環境に適合させるために改良して作られたのが本種で、数十年をかけて地元の牧羊犬種や語畜犬種を計画的に掛け合わせて作出された。 本種は多目的に使用される犬種である。ジャーマン・シェパードと同じく牧羊犬として羊の管理を行う他、護畜犬として羊を泥棒から守ることにも使われた。また、知的で訓練をよく飲み込みことから警察犬や軍用犬としても広く活躍した。 第二次世界大戦が起こった際には頭数が減少して絶滅の危機に陥ったが、冷戦が始まると優秀な能力を買われてソ連のKGBに正式な軍用犬として採用され、繁殖が推薦されて第二次世界大戦後の動乱期を乗り越えて生き残ることが出来た。国境地帯の警備を行なったり、スパイを探し出して監視したり、危険人物の追跡を行なったりなど、数々の重要な役割をまかされていた。 冷戦終結後も作業犬や警察犬としてベラルーシやロシアなどで広く使用され、近年はペットやショードッグとしても飼育されるようになってきた。然し、旧ソ連の加盟国以外ではほとんど飼育されておらず、FCIにもまだ公認されていない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イースト・ヨーロピアン・シェパード」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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