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ウィズイン・ユー・ウィズアウト・ユー(Within You Without You)はビートルズの楽曲である。 == 解説 == 本作は1967年に発表されたのアルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』に収録された曲の中で唯一のジョージ・ハリスン作の曲である。歌詞は"within you and without you"と"and"が入っているためタイトルが歌詞中には入っているとは言えない。 ビートルズ解散後のアルバム『ラヴ』にはトゥモロー・ネヴァー・ノウズのドラムの上にこの曲のヴォーカルを乗せたリミックス・ヴァージョンが収録されている。 最初ジョージはこのアルバム向けにオンリー・ア・ノーザン・ソングを書いてきていたが、それはジョージ・マーティンによって却下されてしまった。その代わりとしてこの曲が作られた〔ジョージ・マーティン『メイキング・オブ・サージェント・ペパー』 水木まり訳、キネマ旬報社、1996年、185-197ページ〕。前のアルバム『リボルバー』からジョージはインド楽器を総動員したラーガ・ロック(「ラヴ・ユー・トゥ」)を制作するほどインド音楽に傾倒していたが、このアルバムに収録された唯一の自作曲であるこの曲もインド楽器を総動員したラーガ・ロックで(使用されている楽器はタブラ・ディルルパ・シタール・インド式ハーモニウムの4つ)、いかにこの頃のジョージがインドに傾倒していたか窺い知れる。しかしチェロ・バイオリンのストリングスがフィーチャーされている〔からインド一辺倒ではないともいえる。ちなみにジョージ本人は「僕にとっては普通のポップソング」と語っている(CD版の解説を参照)。 この曲はジョージのみがレコーディングに参加していて、他のメンバーは参加していない。ちなみに最後に聞こえる笑い声はジョージが「退屈するだろうから」と皮肉をこめて録音したとのこと。 ジョージのシタールの師匠ラヴィ・シャンカールは、この曲を「本物のインド音楽になっていない」と酷評している。 パティ・スミスが『トゥウェルヴ』(2007年)で、この曲をトラッド・フォーク風のアレンジでカヴァーしている。 クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングのスティーヴン・スティルスはこの曲の歌詞に特に感銘を受け、自宅の庭にこの歌詞を彫った碑を作ったほどである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウィズイン・ユー・ウィズアウト・ユー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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