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ウェスタールンド1-26 : ウィキペディア日本語版 | ウェスタールンド1-26 ウェスタールンド1-26 (Westerlund 1-26, Wd 1-26) は超星団のはずれにある赤色超巨星もしくは極超巨星。この星は今まで見つかった星のなかでも最大級の大きさを持つが、その半径は大まかにしか分かっていない。その半径は太陽のおよそ1,530倍、1,064,880,000キロメートル(7 天文単位)に達する。仮にこの星を太陽系に置いたとすると、その光球は木星の軌道まで飲み込むであろう。 == 発見 == ウェスタールンド1は、1961年に Bengt Westerlund が天空の銀河面吸収帯における赤外部調査をしている最中、「さいだん座の極度に赤くなった星団」として発見したものである。この星団を構成する星のスペクトル分類は、最も明るい星はおそらくタイプMであろうとしか、この時点では判明しなかった。1969年に Borgman、Kornneef、Slingerland の3人はこの星団の測光調査を実施し、各々の星に文字を割り振った。強力な電波源としてこの星には "A" が割り振られた。これによって "Westerlund-1 BKS A" という名称が SIMBAD に登録されたが、この時点で星団はまだ「ウェスタールンド1」とは呼ばれていない。この星は "Ara A"(さいだん座 A)とされ、同じ星団の別の強力な電波源 "Ara C" と区別されていた。電波スペクトルにおけるその明るさは、この星団が特異な「電波星」であることを示していた。Westerlund はこの星団の分光観測を行い、まだ「ウェスタールンド1」という名ではないものの、1987年に星団の論文を著し、それぞれの星に番号をつけ、この星は26番目でスペクトル分類をM2Iとした。1998年以降、星団は「ウェスタールンド1」(Wd1) と呼ばれるようになり、論文では "Ara A" を26番、"Ara C" を9番と記している。
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