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ウェストカー・パピルス
ウェストカー・パピルス (Westcar Papyrus, P. Berlin 3033) は、エジプト中王国時代にパピルスに書かれた文献。パピルスの名前は、所有していたイギリス人の名に由来している〔『ファラオと死者の書』196頁。〕。 == 概要 == ウェストカー・パピルスの現存する資料は12本の巻物から成る。Miriam Lichtheim は、文書の年代をヒクソス時代(紀元前18世紀から紀元前16世紀)と推定している。しかし、物語は中王国時代(紀元前20世紀頃)の一時期に創作されたとも〔M. Lichtheim, ''Ancient Egyptian Literature'', vol.1, University of California Press 1973, p.215〕、古王国時代から口承で伝えられていたものが中王国時代にパピルスに書き記されたとも考えられている〔。 文献の主人公はギザの大ピラミッドを建設したことで知られるクフ王で〔、王が9人の息子たちから話を聞くという構成であるが、最後の3人の話だけしか残されていない。
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Westcar Papyrus 」があります。
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