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ウェスト彗星[-すいせい]
ウェスト彗星(-すいせい、Comet West; C/1975 V1)は1975年8月10日にヨーロッパ南天天文台 (ESO) のリチャード・マーティン・ウェストによって発見された彗星である。近日点通過後の1976年3月には肉眼でも見られる大彗星となり、20世紀を代表する美しい彗星として知られている。 == 発見 == 1970年代半ばに、チリの ESO では南天をカバーする写真星図を作成するプロジェクトが進められていた。このために ESO では口径1mのシュミット望遠鏡を用いて長時間露出の掃天撮影を行なっていた。撮影した写真乾板はスイスのジュネーヴに送られ、そこで研究者による調査が行なわれた。 1975年11月5日、ESO から送られてきた一連の乾板を調べていたリチャード・マーティン・ウェストは、9月24日に撮影された乾板に彗星らしき像が写っているのを発見した。発見位置はけんびきょう座付近で光度は約14等だった。この天体は2-3秒角のコマを持ち、約10秒の長さの尾も見られた。ウェストは別の乾板にもこの天体が写っていないかどうかを調べた。その結果、8月10日と8月13日につる座付近を撮影した乾板にも淡い尾を持つ天体が写っているのを見つけた。この時の光度は約16等だった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウェスト彗星」の詳細全文を読む
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