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ウエットサンプ
ウエットサンプ()とは、4ストロークピストン内燃機関において、機関内に内蔵された油槽(オイルパン)を用いる潤滑油管理構造を指すものであり、機関外部のオイルタンクを用いるドライサンプと対を成すものである。 == 概要 == 4ストロークエンジンは、オイルポンプで圧送されたエンジンオイルが内部のベアリングの潤滑を行った後、重力によってエンジンの最下層へ落ちていく。この原則自体はドライサンプでも変わることは無いが、殆どの自動車とオートバイでは主にコスト面での要求からウエットサンプが採用されている。ウエットサンプのエンジン最下部には3から10リットル程度の容量を持つオイルサンプ若しくはオイルパンと呼ばれる油槽が設けられ、エンジン内部の潤滑を終えてここに集められたエンジンオイルはオイルポンプに接続されたストレーナーによって再び各部のベアリングに送られる。 エンジンオイルの残量を知る為に、オイルパンにはオイルレベルゲージが設けられ、時にはクランクケースブリーザー経路に接続されたオイルセパレーターによって、分離されたブローバイ由来のエンジンオイルが、レベルゲージの経路を通じてオイルパンに返送されてくる場合もある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウエットサンプ」の詳細全文を読む
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