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ウォッチドッグタイマー (watchdog timer) は、コンピュータのハードウェア時間計測器である。 == 概略 == メインのプログラムがハングアップなどの不正な状態に陥ってしまい、規則的なウォッチドッグ操作(「犬をなでる」とも呼ばれる「サービスパルス」の書き込み)が行なわれなかった(タイムアウト)場合に、例外処理が実行される。例外処理は、ハングアップしたシステムを正常動作に戻すことを目的としてシステムをリセットする場合が多いが、電源切断によりシステムを強制停止させるものや電源を切断した後に再投入するものもある。 タイマーはソフトウェアではなく、ハードウェアを用いる。これは、ソフトウェアで実装してしまうと、ソフトウェア自体が故障した際にタイマーの役割を果たさなくなったり、リセット信号を発生できなくなってしまう恐れがあるためである。 障害を引き起こした問題のデバッグに役立つ情報などを媒体に保存する機能を持つ場合、ウォッチドッグタイマーはより複雑なこともある。たとえば、最初のウォッチドッグタイマーのタイムアウトによって開始された情報の保存処理がある時間内に完了しなかった場合、情報が保存されていてもいなくても、2番目のシンプルなウォッチドッグタイマーがシステムを確実にリセットさせる。ウォッチドッグタイマーが最も多く使われているのは組み込みシステムで、マイクロコントローラに内蔵されていることも多い。 また、制御システムを安全側に倒すためのトリガーとして使われることもある。たとえば、モーターや高電圧の電気出力やその他の潜在的に危険なサブシステムを、障害が解決するまで停止させておく、などである。 たとえば、 x-bit カウンタ で実装されているウォッチドッグタイマーが y MHz のクロックで動作しているシステムでは、タイマーがリセットされなければ 2x / (y×106) 秒後にシステムは例外処理が実行される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウォッチドッグタイマー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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