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甲状腺ホルモン[さいろいどほるもん]

甲状腺ホルモン (サイロイドホルモン、Thyroid hormone) とは、甲状腺から分泌され、一般に全身の細胞に作用して細胞の代謝率を上昇させる働きをもつ、アミノ酸誘導体ホルモンのこと。トリヨードサイロニントリヨードチロニンTriiodothyronine、略称T3)とサイロキシンチロキシンThyroxin、略称T4)の2種類の化合物が甲状腺ホルモンとして知られ、それらの違いは、ホルモン1分子中のヨードの数である。生理活性は、T3の方が強いが、中を循環する甲状腺ホルモンのほとんどはT4である。甲状腺からはT3、T4の他に、カルシトニンと呼ばれる別の生理作用を持つホルモンも分泌されるが、これは甲状腺ホルモンとは呼ばない。
脊椎動物では、甲状腺ホルモンは広く確認されている。ホルモンの化合物の構造に種差はなく、分泌腺の形状、分泌様式などは非常によく保存されている。生存に非常に重要なホルモンであるといえる。
== 合成・分泌 ==

* 関連項目:甲状腺
甲状腺ホルモンは、甲状腺の甲状腺濾胞の壁をつくっている濾胞上皮細胞で合成・分泌される。甲状腺ホルモンの分泌様式は、細胞外にホルモンの前駆体を貯留するという点で非常に独特である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「甲状腺ホルモン」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Thyroid hormone 」があります。



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