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ウォレス・コレクション(The Wallace Collection)は、イギリスのロンドンにある美術館。15世紀から19世紀にかけての世界的に有名な美術作品、装飾美術作品の数々、および、18世紀フランスの広範囲にわたる絵画作品、家具、武具、甲冑、磁器、そしてオールド・マスターの絵画作品を25室のギャラリーに展示している。 設立は1897年。主に第四代ハートフォード侯爵リチャード・シーモア=コンウェイ(:en:Richard Seymour-Conway, 4th Marquess of Hertford 1800–1870)のプライベートコレクションから成り立った。そのコレクションと屋敷は非嫡出の息子リチャード・ウォレス(:en:Sir Richard Wallace 1818–1890)に相続され、ウォレスの未亡人がコレクションの全てをイギリス政府に追贈した。1900年、美術館はマンチェスター・スクウェアのハーフォートハウスにて一般公開され、現在もそのままの状態にある。コレクションを持ちだすことは許されておらず、外部の展示会に貸し出されることもない。入場は無料。非省公共団体である。 == コレクション == 本美術館は5500点近くの収蔵品を擁し、特に18世紀フランス絵画、セーブル焼、家具の品質の高さと品揃えの幅広さで知られる。 その他にも、ティツィアーノ2点、レンブラント4点、ルーベンス3点、ヴァン・ダイク4点、カナレット22点、ブーシェ19点、デ・ホーホの傑作数点、ダフィット・テニールス (子)(:en:David Teniers the younger)9点、フランス・ハルス、ムリーリョ9点、ベラスケス2点、さらにドメニキーノ、チーマ・ダ・コネリアーノ(:en:Cima da Conegliano)、ベルナルド・ダッディ、 グイド・レーニ、サルヴァトル・ローザ、トマス・ゲインズバラ、ジョシュア・レノルズ、アントワーヌ・ヴァトー、ニコラ・ランクレ(:en:Nicholas Lancret)、 ヤン・ステーン、アルベルト・カイプ、フランチェスコ・グアルディ(:en:Francesco Guardi)9点などを展示する。 本美術館はヨーロッパとオリエントにわたる武具と甲冑の良質なコレクションも擁する。その他には金細工の箱、ミニアチュール、彫刻、さらにはマヨルカ焼やガラス工芸、ブロンズ彫刻、リモージュ焼など中世およびルネッサンス期の作品も展示されている。 コレクションの構成は以下の通り〔The Wallace Collection Annual Report and Accounts 2004-05 HC 83 〕 : *水彩画および油彩画 775点 : *家具 528点 : *陶磁器 510点 : *ヨーロッパおよびオリエントの武具・甲冑 2,370点 : *彫刻 466点 : *ミニアチュール 334点 : *中世およびルネッサンス期の作品 363点 : *金工細工 120点 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウォレス・コレクション」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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