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ウォン()は、朝鮮半島の通貨である。現在、大韓民国(以下「韓国」)と朝鮮民主主義人民共和国(以下「北朝鮮」)で使われている。 * 大韓民国ウォン (ISO 4217: KRW) * 朝鮮民主主義人民共和国ウォン (ISO 4217: KPW) == 名称 == もともとウォンは漢字「円」(旧字体「圓」)の朝鮮語読みであったが、現在では韓国・北朝鮮とも、正式には漢字表記はない。 「圓」は、18世紀以降の大型銀貨メキシコドルの流入で東アジアで広く使われるようになった通貨単位であり、日本や中国でも通貨名に使われていた。 日本では当用漢字の「円」に字体が変わっている。中国語圏では、正式には「」(簡体字:)のままだが、通常は同音異字で字画数の少ない「元(ユアン、ユエン)」で代用する。このため、中国語ではウォンを「」(簡体字:)あるいは「元」と漢字表記する。ただし、中国や日本の通貨名と区別できないので、韓国ウォンは「韓圓・韓元」(簡体字:)、北朝鮮ウォンは「」(簡体字:)、そして日本円は「日圓・日元」(簡体字:)と書くのが普通である。 ウォンの漢字表記には「圜」という漢字も使われる。「圜」(日本語ではエンまたはカンと読み、朝鮮語ではウォンまたはファンと読まれる)は、「環」「円形のもの」という意味があり、「圓」とも共通する。圜という表記(ウォンと読んだ時もあれば、ファンと読んだ時もある)は19世紀末から20世紀初頭や、大韓民国成立後の1950年代の一時期にも用いられた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウォン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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