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ウォーズマンは、ゆでたまごの漫画『キン肉マン』およびその続編『キン肉マンII世』に登場する架空の人物。 == 人物 == 初登場は、超人オリンピック ザ・ビッグファイト編「富士の最終予選の巻」。ソビエト連邦出身で、機械の体を持つロボ超人。黒ずくめのボディに頭全体を覆うヘルメット、素顔を隠すためのマスクを付けている。「コーホー」という機械的な呼吸音を発し、普段は無口かつ無表情だが、強敵と出会った際には仮面の口を開き「ウォーズマンスマイル」と呼ばれる不気味な笑顔を見せる〔相手の攻撃を噛みつきで防ぐ、防御技としても使用する。〕。本来の性格はシャイで照れ屋であり、インタビューでは言葉に詰まる場面もあった〔ゆでたまご「つなわたり!の巻」『キン肉マン 第15巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1984年3月15日、ISBN 978-4-08-851145-0、178頁。〕。 陽の目を見ない超人だったところをロビンマスクに見出され弟子入りし、以降一流超人の仲間入りを果たす。『キン肉マンII世』ではその恩を返すために祖国を捨て行動するなど、ロビンマスクとの絆は師弟関係を超えて非常に深いものとなっている。 その出自と醜い素顔のため周りから疎外される幼少時代を送っている。そのため自分の素顔に強い劣等感をもっており、試合中に観客からの嘲笑を浴びた際には、幼少時代の辛い思い出がフラッシュバックし激昂する一面も見られた。 ウォーズマンを特徴づけるものとして、手甲から飛び出す針状の爪・ベアークローがある。超人オリンピックではこの武器を使い、対戦相手を次々と殺傷した。これは『キン肉マン』作中でも特に残虐描写が色濃いものであり、作者ゆでたまごは「ウォーズマンのキャラを決定つけるために行ったが正直やりすぎた。読者に鮮烈な印象を与えすぎてしまった」と反省の弁を残している〔ゆでたまご「これがゆで流創作術!キン肉マン―運命の選択肢― 〜第2回超人オリンピック編〜」『キン肉マン 第2回超人オリンピック編』集英社〈ジャンプリミックス ワイド版〉、2005年8月6日、ISBN 978-4-08-109016-7、471-477頁〕。ベアークローは取り外し可能であり、足に装着しドロップキックを放ったり、ロビンマスクが使用したこともある。ただしウォーズマン自身の強さはベアークローに依存するものではなく、キン肉マンは対戦中に「ベアークローを外した方が強い」と発言している〔ゆでたまご「タイム・リミット30分!!の巻」『キン肉マン 第9巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1982年7月15日、ISBN 978-4-08-851139-9、148頁。〕。なお、ベアークローは毎日磨いて枕元に置いて寝るのが習慣とコメントしている〔。 ファイティングコンピューターの異名通り、非常に優秀な人工知能を持ち、相手の弱点を一瞬で見抜くロボ超人ならではの的確な判断力と、ベアークローによる残虐ファイトで対戦相手を必ず30分以内に倒してきた。しかし短時間で勝利し続けた弊害で、体内コンピュータには30分以内の戦闘プログラムしか入力されなかったため、戦闘時間が長引くと(作中では35分を過ぎる頃)処理機能の限界から全身がショートを起こし、機能が低下する特異体質となってしまった。 体色は原作では生身の部分は茶色が基調であるが、アニメでは体が黒で両腕や太ももが灰色で統一されている。ゆでたまごは「(生い立ちから)深い悲しみや哀愁と、それを演出する技の怖さをどれだけ絵にできるか」であるという〔 ゆでたまご「JC背表紙超人コレクション FILE NO.09 ウォーズマン」『キン肉マン 第9巻(復刻版)』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2013年7月6日、ISBN 978-4-08-870733-4、188-189頁。〕。 『キン肉マン』『キン肉マンII世』を通じて非常に人気の高いキャラクターであり、スピンオフ作品や他作品にも出演している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウォーズマン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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