|
ウォーターハウス・フリードリヒセン症候群(Waterhouse–Friderichsen syndrome、略称WFS)は、Waterhouse (1911)とFriderichsen (1918)によって定義された副腎皮質不全の一病型重症のことである〔南山堂医学大辞典 第12版 ISBN 978-4525010294〕。多くが髄膜炎菌により引き起こされる〔http://rarediseases.info.nih.gov/GARD/Disease.aspx?PageID=4&diseaseID=9449〕。細菌感染は、片側もしくは両側の副腎の大規模な出血を起こす。髄膜炎菌の菌血症により臓器不全、昏睡、低血圧やショック、播種性血管内凝固症候群(DIC)が進展して紫斑、急速に進展して副腎皮質不全や死にいたる。 == 疫学 == 様々な細菌が原因として考えられている。 * さまざまな細菌がウォーターハウス・フリードリヒセン症候群の原因となるが急性のものは主に髄膜炎菌である。 * 緑膿菌もウォーターハウス・フリードリヒセン症候群の原因となる〔http://www.nlm.nih.gov/medlineplus/ency/article/000609.htm〕。 * 小児のウォーターハウス・フリードリヒセン症候群に近年黄色ブドウ球菌が関与していること指摘されている。 * インフルエンザ菌もウォーターハウス・フリードリヒセン症候群に関与している。 == 予防 == アメリカ疾病予防管理センターは11歳から18歳までのすべての人、脾臓機能が低下している人(脾摘している人など)や免疫機能の低下している一定の人に対し髄膜炎菌に対する予防接種を推奨している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウォーターハウス・フリードリヒセン症候群」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Waterhouse-Friderichsen syndrome 」があります。 スポンサード リンク
|