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ダイジョ(大薯、ダイショ)は、ヤムイモ(''Dioscorea'' 属の食用種)の1種の芋類。学名 ''Dioscorea alata''。シンショ(参薯)、デンショ(田薯)、オキナワヤマイモ(沖縄山芋)、タイワンヤマイモ(台湾山芋)、ウベ (フィリピン語:ube)、パープルヤム (purple yam)、ウォーターヤム (water yam) とも。 ときおりヤマイモの1種と誤解されるが、ヤマイモ(ヤマノイモ、''D. japonica'')は同属別種である。ショヨ(薯蕷)とも混同されるが、ショヨはナガイモ(''D. opposita'')のことで、これも同属別種である。 芋の中身は鮮やかな紫色をしているものが多いが、白色の品種もある。紫色のものはベニヤマイモ(紅山芋)、ベニイモ(紅芋)とも呼ぶ。紫色の色素はポリフェノールの1種アントシアニンで、ムラサキイモと同じである。ただし、ムラサキイモはサツマイモの紫色の品種で、ダイジョとは近縁ではない。なお、呼び分ける場合はダイショをベニイモ、サツマイモをムラサキイモと呼ぶが、しばしば混用される。 ==産地・栽培== 熱帯アジア原産〔 〕。 アジア、オセアニアなど、世界中の熱帯地域で広く栽培される。世界的にはヤム類の中でも主要な栽培種であり、ヤムイモの世界生産高の大部分はダイジョによって占められる〔『新編 食用作物』 星川清親 養賢堂 昭和60年5月10日訂正第5版 p628〕。 日本では沖縄県で広く栽培されるほか、九州・四国などでもわずかに栽培される。本土では苗を保温施設で育てることもある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ダイジョ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Dioscorea alata 」があります。 スポンサード リンク
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