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ウォーハンマーRPG[うぉーはんまーあーるぴーじー]
『ウォーハンマーRPG』(ウォーハンマーあーるぴーじー)とは、イギリスのゲームズワークショップ社が開発したテーブルトークRPG。正式名称は“Warhammer Fantasy Roleplay”。ジャンルはダークファンタジー。 == 概要 == 闇と混沌、そして悪徳に彩られたファンタジー世界を舞台に、恐怖と狂気を隣り合わせに危険な冒険を行うダークファンタジー物のTRPG。 初版は1985年にイギリスゲームズワークショップ社から発行。ゲームズワークショップ社やHogshead Publishing社からシリーズが刊行され、現在は最新版の第2版(2005年発行)が、ゲームズワークショップ傘下のBlack Industries社、アメリカのGreen Ronin社のもとで出版された(後、権利がFantasy Flight Gamesに移った)。また、ルールを大規模に改訂した第3版がFantasy Flight Gamesから発売された(日本語未訳)。 中世ヨーロッパをベースにしたファンタジーゲームは数多くあるが、ウォーハンマーRPGは暗黒時代と呼ばれた中世ヨーロッパの持つ「暗さ」やピカレスク小説風の雰囲気を、可能な限り生かした形でゲームに取り入れている。世界を描写している文章では汚物や腐臭を強調しており、ゲームのルールにおいてもキャラクターの出血や肉の断裂、骨折などの痛みがプレイヤーに伝わるかのように生々しくデザインされている。この泥臭い雰囲気には根強いファンがおり、他のヒロイックファンタジーゲームでは感じられないアドバンテージとして支持されている。ともすれば社会階層の最底辺にてその日暮らしを重ねるキャラクターたちが、地を這い泥水を啜りながら少しずつ成り上がり運命の果実を掴もうとする様は、立身出世の物語の醍醐味を味わわせてくれる。また、反骨精神溢れるゲーム・コンセプトは初期パンクロックの精神に相通じるものがあり(現に第2版のデザイナーは、デザイナーズ・ノートにて自らがパンクロックの愛好家であることを告白している)、いわゆる「普通のファンタジー」におもねることのない、独自のスタンスを貫いている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウォーハンマーRPG」の詳細全文を読む
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