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ウォーリア装甲戦闘車 (Warrior Armoured Combat Vehicle) はイギリス陸軍が装備するウォーリア装甲戦闘車両ファミリーの総称である。FV510ウォーリア歩兵戦闘車を始めとして数種類の型が存在する。 == 開発 == 当時、イギリス陸軍の主力APCは、1960年代から使用されているFV432装甲兵員輸送車であり、遅くとも、1980年代の中頃には更新する必要があった。 ウォーリアはFV432装甲兵員輸送車の後継車両として開発された。競争試作の参加企業として、GKN社とヴィカーズ・ディフェンス・システムズ社が選ばれ、1976年まで続く基礎研究に参加した。1976年には、競争入札の結果、主契約社としてGKN社が選ばれ、本格的な試作がスタートしている。 このFV432装甲兵員輸送車の後継車両はMCV80(Mechanised Combat Vehicle 80: 機械化戦闘車両80)と呼ばれた。また、MCV80歩兵戦闘車の試作とほぼ並行して、アメリカのFMC社で開発中であったXM2(後のM2ブラッドレー歩兵戦闘車)の評価も始められている。 選択肢は2つあり、1つは国産のMCV80歩兵戦闘車、もう1つは、アメリカのM2ブラッドレー歩兵戦闘車のライセンス生産であった。1980年6月には、MCV80歩兵戦闘車の採用が発表され、FV510の制式呼称が与えられて先行生産型が製作され、運用試験が開始された。その後改良を重ね1986年1月に「ウォーリア」(Warrior: 戦士)と名付けられた生産型の量産が開始された。 第1生産バッチ290両のうち170両は、2名用砲塔に30 mmラーデン砲を装備した通常の歩兵戦闘車で、残り120両は各種派生車両であった。 第2、第3生産バッチは合わせて763両に達し、イギリス陸軍の発注は、各種派生車両を含めて、1,053両に及んだ。その後、イギリス陸軍の縮小が進み、これに伴い、当初1,053両が要求されていたウォーリア歩兵戦闘車は、789両まで削減された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウォーリア装甲戦闘車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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