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ウシハコベ
ウシハコベ(牛繁縷、学名:''Stellaria aquatica'' )はナデシコ科ハコベ属の越年草、ときに多年草。属を独立させ、ウシハコベ属とし、学名を ''Myosoton aquaticum'' とする場合がある〔〔『日本の野生植物草本II離弁花類』pp.36-39〕〔『新牧野日本植物圖鑑』p.85〕。 ==特徴== 全体のようすは同属のハコベに似るが、比べて大型である。茎は枝が多く、下部は地をはい、上部は斜めに立ち上がって高さは20-50cmになる。茎は円柱形で、節の部分は紫色を帯び、上部には腺毛が生える。葉は対生し、下部の葉は葉柄があり、上部のものは無柄で茎を抱く。葉身は卵形から広卵形で、長さ1-8cm、幅0.8-3cmになり、先端はとがり、基部は円形から浅心形で、ふつう葉の両面に毛はない〔〔〔。 花期はふつう4-10月。花は上部の葉腋に集散花序をつけるか単生する。花柄は長さ5-18mmになり、腺毛が密生し、花後は次第に下向きになる。萼は離生し萼片は5個、裂片は長卵形で長さ4-5.5mm、腺毛が密生し、先端はやや鋭形。花弁は5個で白色、萼片より長いか短く、基部まで深く2裂し、10弁花にみえる。雄蕊は10個。卵球形の子房の上に5個の花柱がある。果実は蒴果になり、卵形で宿存する萼より長く、上部は5裂し各片の先はさらに2裂する。種子は円形から腎円形で、径約1mmになり、低い乳頭状突起がある〔〔〔。 ハコベと比べると全体に大型であるため、牛をつけ、ウシハコベ(牛繁縷)という〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウシハコベ」の詳細全文を読む
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