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ロシア帽(ロシアぼう、:ウシャーンカ、:シャープカ=ウシャーンカ)は、ロシアをはじめとする、零下数十度にもなる寒冷地で頭部の防寒のため着用される毛皮(ファー)の帽子。その独特のスタイルから、ウォッカ、バラライカ、ルバシカ、ドゥブリョンカなどと共にロシアを象徴するものとして知られている。 ウシャンカの""とは""、即ち"(耳)"の複数形を示しており、名前はこの帽子の特徴である耳当てに由来する。従って、コサック帽やアストラカン帽などの耳当ての無い帽子は基本的に「ウシャンカ」とは呼ばない。耳当ては通常上方へ折畳んだ状態で、付属の紐を頭頂部で結び固定されている。耳当てを使用した場合、耳や顎、後頭部が完全に隠れる。耳当てが顎に干渉すると首の動きが若干制限されるが、この場合は耳当ての紐を後頭部で結び合わせる。 ロシア連邦軍の正式装備では、基本的に陸上部隊が灰色、海兵が黒色。将校用のウシャンカはウサギ等の天然素材だが、兵卒に支給されるウシャンカの素材はアクリル製人工毛で"(魚の毛)"と揶揄されているが、安価で水や汗に強く、汚れても丸洗い可能など利点も多い。 == ロシア帽の一覧 == File:Soviet soldier DN-SC-92-04942.jpg|ウシャンカを着用した旧ソ連陸軍兵士 File:Ushanka of Soldier of Soviet Army-6.jpg|旧ソ連陸軍兵士のウシャンカ File:Ford - Brezhnev 1974.jpg|パパーハを着用するブレジネフ(右)と、(耳当ての有る)ウシャンカを着用するフォード File:Grayushanka.jpg|アクリル毛のロシア帽 File:White_ushanka.JPG|実際の使用例 File:Romanian_AKM_Soldier.JPEG| File:Ushanka_of_Soldier_of_Soviet_Army-1.jpg| File:Ushanka_of_Soldier_of_Soviet_Army-2.jpg| File:Ushanka_of_Soldier_of_Soviet_Army-3.jpg| File:Ushanka_of_Soldier_of_Soviet_Army-4.jpg|耳当ての紐を後頭部で結んだ状態 File:Ushanka_of_Soldier_of_Soviet_Army-5.jpg| File:Polska_uszanka_wojskowa.JPG| File:Winterm%C3%BCtze_Polizei_NRW.jpg| File:Ushanka-sport-norka-kozha-front.jpg| 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ロシア帽」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Ushanka 」があります。 スポンサード リンク
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