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『ウタワラ』は、日本テレビで2005年10月16日から2007年1月28日まで毎週日曜日の19:58 - 20:54(JST)に放送されていた音楽バラエティ番組である。なお、2005年10月16日から2006年3月12日までの間の番組タイトルは『歌笑HOTヒット10』だった(タイトルは2006年4月16日放送分から変更された)。 2005年4月13日から2005年9月28日までに毎週水曜日の20時台(19:58 - 20:54)に放送されていた『ミンナのテレビ』(通称:「ミンテレ」。以下、『ミンテレ』)を、曜日を変えて新装開店させる形でスタートした。なお、フジテレビ系列とのクロスネットの都合で『ミンテレ』を放送していなかったテレビ宮崎は、『歌笑HOTヒット10(ウタワラ)』になってから同時ネットで放送していた。 == 放送内容 == 最新ヒットチャートを歌と笑いで送るという、基本的には『ミンテレ』で2005年8月にスタートしたコーナー『ミンテレHOT HIT10』を中心に引き継がれて放送開始。レギュラー出演者もほぼ共通している。『ミンテレ』の2005年6月下旬以後の放送と同じように原則的には事前収録であった(『ミンテレ』は開始当初、生放送だった)。 『ウタワラ』になった2006年4月以降は、1組のアーティストを取り上げ、ほかに「親子DEダンス選手権!」「ウタワラ J-POPアルバムを作ろう!」「友近艶子日本全国歌い旅」を中心とした内容となっていた(下記参照)。しかし時には音楽番組であるにもかかわらずアーティストが1組も出てこない週があった。 司会の松本が所属する嵐とKAT-TUNはジャニーズの中では比較的、共演が極端に少ない。また、『ミンナのテレビ』はジャニーズからだれ一人もゲスト出演が無かったのに対し、こちらにはタッキー&翼やNEWSの山下智久(修二と彰として)がゲストとしてきた。そして、司会の松本が所属する嵐も2006年7月30日放送のスペシャルでゲスト出演した。 2006年7月30日放送(この回が最高視聴率である13.6%)の「夏休み2時間スペシャル」(この時は19:58 - 21:48に放送した)では、当時「エロかっこいい」歌手として知られるようになっていた倖田來未をゲストに、小学生以下の女子がセクシーな踊りを競い合う「チビっ子エロかわダンス選手権」というコーナーに地方予選を勝ち抜いた2〜12歳の計9組が参加した。参加者のへそを露出した衣装や激しく腰を揺らす振り付けを放送したところ、放送終了後の9月26日に行われた放送倫理・番組向上機構の青少年委員会で問題として取り上げられ、批判が続出。この審議内容に基づき、日本テレビに文書で報告した。番組名の名指しこそなかったが、加盟するNHKと民放各局に対し「児童の人権と福祉の観点からも憂慮すべき傾向であり、このまま看過することはできない」と、番組制作への配慮を要望した〔BPO 第71回放送と青少年に関する委員会 〕。この要望について、当時日本テレビ社長の久保伸太郎は、10月30日の定例会見で「一般論として真摯に受けとめている。局長会議ではコンプライアンスの問題について注意を喚起している」と発言した。 2007年1月28日という番組改編期でない時期に『ウタワラ』シリーズは打ち切りとなり、日本テレビのゴールデンタイムにおけるレギュラー放送の音楽番組はそれから1年余り後の2008年4月22日開始の『THE M』まで存在しなかった。なお『THE M』開始時に各メディアでは、『ウタワラ』シリーズ、『ミンナのテレビ』、『速報!歌の大辞テン』等を無視するかのように「『歌のトップテン』終了以来18年ぶり以来のゴールデンタイムの音楽番組」と宣伝された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウタワラ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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