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ウナギ属 : ウィキペディア日本語版
ウナギ

ウナギ(鰻〔平瀬徹斉著、『日本山海名物図会』第五巻、1754年 ほか〕、うなぎ)とは、ウナギ科(Anguillidae) ウナギ属(Anguilla) に属する魚類の総称である。世界中の熱帯から温帯にかけて分布するニホンウナギオオウナギヨーロッパウナギアメリカウナギなど18種がある。
フウセンウナギデンキウナギタウナギなど、外見は細長い体型をしていてウナギに似ているものには、別のグループでもこの名を持つものがある。また、ヤツメウナギヌタウナギ硬骨魚類ですらなく、原始的な無顎魚類円口類)に分類される〔 おさかな雑学研究会 『頭がよくなる おさかな雑学大事典』 p.124 幻冬舎文庫 2002年〕。
食用にされ、日本では蒲焼鰻丼などの調理方法が考案されて、古くから食文化に深い関わりを持つ魚である。漁業・養殖共に広く行われてきたが、近年は国外からの輸入が増えている。
本項目では主に、ウナギの文化的側面について解説する。生物学的側面についてはウナギ科を参照のこと。
== 特徴 ==

泳ぎはさほど上手くなく、遊泳速度は遅い。他の魚と異なり、ヘビのように体を横にくねらせて波打たせることで推進力を得る。このような遊泳方法は蛇行型と呼ばれ、ウツボハモアナゴなどウナギと似た体型の魚に見られる。
一般的に淡水魚として知られているが、海で産卵・孵化を行い、淡水にさかのぼってくる「降河回遊(こうかかいゆう)」という生活形態をとる。嗅覚は非常に優れておりイヌに匹敵する〔 おさかな雑学研究会 『頭がよくなる おさかな雑学大事典』 p.123 幻冬舎文庫 2002年〕。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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