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ウマヅラアジ
ウマヅラアジ(学名:''Alectis indica '')は、アジ科に属する大型の海水魚である。インド太平洋の熱帯域に広く分布し、分布域は東アフリカから、インド、インドネシア、日本、オーストラリアなどに広がっている。成魚は主に水深100mまでの沿岸域の岩礁やサンゴ礁に生息する一方、幼魚はエスチュアリーや海草藻場など様々な環境でみられる。同属のイトヒキアジとよく似るが、本種は頭部の輪郭がより急峻で眼の上に突出部があることなどから区別できる。最大で全長165cm、体重25kgに達することが知られている。肉食魚で、魚類や頭足類、甲殻類などを捕食する。漁業においてはそれほど重要ではないが、シンガポールでは養殖の対象になっている。 ==分類== ウマヅラアジはスズキ目アジ科に属する約30の属のうちのひとつ、イトヒキアジ属(''Alectis '')に属する。 本種はドイツの博物学者エドゥアルト・リュッペルによって、1830年に''Scyris indicus ''という学名で初めて記載された。このときのタイプ標本は紅海で採集されたものであった〔 〕。リュッペルによる記載ののち、多くの博物学者が独立に本種を記載し、''Hynnis insanus ''や''Caranx gallus ''そして''Hynnis momsa''といった学名が本種に与えられた。リュッペルによる原記載ものちに修正を受け、まず''Seriolichthys ''属に、そして最後に1913年にJames Douglas Ogilbyによってイトヒキアジ属に移された。この結果文献では学名は''Alectis indicus ''と表記されるようになったが、移行後の属名''Alectis ''はラテン語における女性名詞であるため、種小名は''indica ''と綴るのが正しい。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウマヅラアジ」の詳細全文を読む
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