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ウマノスズクサ科()は、コショウ目に属する植物の科である。クロンキスト体系および新エングラー体系ではウマノスズクサ目に属していた。熱帯に多く、温帯(東アジア・北米・ヨーロッパ)にかけて世界に6属約600種が分布し〔菅原敬 「ウマノスズクサ科」『朝日百科 植物の世界9 種子植物 双子葉類9 単子葉類1』岩槻邦男ら監修、朝日新聞社、1997年、34頁。 〕、日本にはウマノスズクサ属とカンアオイ属が自生する〔Murata, Jin. (2006) "Aristolochiaceae", Flora of Japan Vollume IIa, K. Iwatsuki et.al. (ed.), KODANSHA, 2006, pp.366.〕。また、カンアオイ属をフタバアオイ属、ウスバサイシン属及びカンアオイ属などに分ける意見もある〔佐竹義輔・籾山泰一 「ウマノスズクサ科」 『日本の野生植物 草本 II 離弁花類』 佐竹義輔ら編集、平凡社、1982、102頁、ISBN 4-582-53502-X。〕。花は3数性をしめし、両性で、大部分は花弁がなく(一部のものは花弁3枚)、萼は合生して筒状(先が3裂する)、ラッパ状または細長い管状になる。おしべは6または12本のものが多い。子房下位または半下位。 == 分類 == ・ヒドノラ亜科・ウマノスズクサ亜科・カンアオイ亜科の4グループに分けられる。はラクトリス科、ヒドノラ亜科はヒドノラ科に分離することもある。 * ウマノスズクサ亜科 * ウマノスズクサ属 - ウマノスズクサ、オオバウマノスズクサ、アリマウマノスズクサ、タンザワウマノスズクサ、コウシュンウマノスズクサ、リュウキュウウマノスズクサ * * * * カンアオイ亜科 * カンアオイ属(フタバアオイ属) - カンアオイ、フタバアオイ、ウスバサイシン等。''Asarum''フタバアオイ属、''Asiasarum''ウスバサイシン属、''Heterotropa''カンアオイ属、''Hexastylis''、''Geotaenium''に細分化する説もあるが〔佐竹義輔・籾山泰一 「ウマノスズクサ科」 『日本の野生植物 草本 II 離弁花類』 佐竹義輔ら編集、平凡社、1982、102-109頁、ISBN 4-582-53502-X。〕〔菅原敬 「ウマノスズクサ科」『朝日百科 植物の世界9 種子植物 双子葉類9 単子葉類1』岩槻邦男ら監修、朝日新聞社、1997年、38頁。〕、最新の系統分類学研究から、''Asarum''属にまとめることが多い〔〔Sugawara, Takashi. (2006) "Asarum", Flora of Japan Vollume IIa, K. Iwatsuki et.al. (ed.), KODANSHA, 2006, pp.368-387. 〕(詳細はカンアオイ属を参照)。 * 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウマノスズクサ科」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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