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ウミヤツメ
ウミヤツメ(''Petromyzon marinus'')は寄生性のヤツメウナギ。両側回遊魚であり、ヨーロッパ・北米の大西洋岸、西部地中海で見られる〔。五大湖に侵入しており、在来種に多大な被害を与えている。背側は茶、灰色または黒で腹側は白か灰色〔。ヤツメウナギ類の中でも特に大型であり、90cmまで成長する。 和名の「ウミヤツメ」は荒俣宏による〔荒俣宏『世界大博物図鑑 2 魚類』平凡社 ISBN 4582518222 〕。 この種のゲノムが円口類で初めて解読され、2013年2月に報告された〔〕。 == 生態 == 川で孵化した幼生(アンモシーテス)は流れの緩い砂泥底に移動する。幼生には眼や吸盤はなく、微生物やデトリタスを食べながら4-6年を過ごす〔〔。夏に変態を始めて1-2年で成体となり、海か湖に降りる〔Silva, S., Servia, M. J., Vieira-Lanero, R., Barca, S. & Cobo, F. (2013). Life cycle of the sea lamprey Petromyzon marinus: duration of and growth in the marine life stage. Aquatic Biology 18: 59–62. doi: 10.3354/ab00488.〕。成体は様々な魚を襲い、吸盤状の口で獲物に吸い付き、鋭い棘のある舌・歯で組織を削りとる〔。唾液は血液の凝固を妨げ、攻撃を受けた獲物は通常、大量出血や感染症のために死ぬ。成体は12-20か月の後、春に川に上り産卵を行う。産卵時には無数の個体が絡み合って球状の塊を作る。産卵数は60,000-70,000で繁殖後には死ぬ〔〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウミヤツメ」の詳細全文を読む
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