|
ウラジーミル・リヴォヴィチ（、生年不詳 - 1340年）はガーリチ公レフの子である。母はムスチスラヴリ公ロマンの娘オリガ〔Владимир Львович // Славянская энциклопедия — Владимир Вольфович Богуславский〕。ガーリチ・ヴォルィーニの統治期間は1323年から1325年、あるいはこの期間以内とみられている〔Широкорад А. Русь и Литва // Галицкое Королевство. — М.: Вече, 2004. — С. 50, 52, 56-60, 83, 370.〕。 ウラジーミルに関しては、ルーシのレートピシ（年代記）には言及がみられない〔Владимир Львович // ブロックハウス・エフロン百科事典 : в 86 т. (82 т. и 4 доп.). — СПб., 1890—1907.〕。また、ポーランドの史料によれば、ウラジーミルは名目上の統治者であり、実権はボヤーレ（貴族層）の長ドミトリー・デティコ(ru)が握っていたと記されている。とはいえ、リトアニアの年代記にも、ウラジーミルは、イルピン川の戦いにおいてゲディミナスと戦ったヴォルィーニ公として記されている〔Летопись Археологического товарищества 〕。 ウラジーミルの最後に関しては、リトアニアの年代記は、ウラジーミルはこの1324年のイルピン川の戦いで戦死したと記している。一方、『リトアニアジュマイディヤ年代記(ru)』では、1340年にウラジーミルは死亡し、それによってリュバルタスがヴォルィーニ、ルーツクの全域を手中に収めたと記されている。 いずれにせよ、ウラジーミルが、ガ－リチ・ヴォルィーニ公国を統治したリューリク朝の一系統であるロマン家(ru)の、男系の最後の末裔となった〔Владимир Львович. Большой Русский Биографический Словарь 〕。 ==出典== 〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「ウラジーミル・リヴォヴィチ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|