|
ウリィ銀行(ウリィぎんこう)は、大韓民国に所在する銀行。本店はソウル特別市に置く。 == 概要 == 創業は、大韓帝国時代の1899年、初の民族資本による大韓天一銀行にさかのぼる(当時、国内には日本資本の第一銀行が存在していた)。 アジア通貨危機下の1998年、韓一(ハニル)銀行と韓国商業銀行が合併しハンビッ銀行として誕生し、2002年5月現在の行名に変更した。国内での預金高では、朝興銀行を買収した新韓銀行に抜かれ、現在第3位。銀行の全株式をウリィ金融持ち株会社が保有し、韓国証券取引所(証券コード:53000)とニューヨーク証券取引所(証券コード:WF )に株式を上場している。傘下には国内の地方銀行である光州銀行と慶南銀行、証券、クレジットカード等の子会社を有する。 また、1998年のアジア通貨危機以降、韓国大手銀行7行で唯一の純韓国系資本銀行である。 2004年12月7日、北朝鮮に開城工業団地支店を開設した。 転写方式の違いのために「ウリ銀行」と表記されることも多いが、日本法人は表記を「ウリィ」としている。これは、実際に発音した時、「ウリー」と伸ばすような音になるからだと推測されている。「ウリ」とは朝鮮語で「我々の」という意味の固有語。ちなみに、旧行名のハンビットとは「一つの光」という意味の言葉である。なお「ウリィ銀行」という行名に対し、他行は「『自分の銀行』というのと、ライバルの銀行名が同じ発音になるのは紛らわしい」と使用差し止め訴訟を行ったが棄却されている。 スポーツの面では韓国女子バスケットボールリーグで強豪チームを持ち、韓国代表選手が多数いる。また、Kリーグの有力クラブの水原三星ブルーウィングスは前身の韓一銀行のサッカー部を継承したチームである。そして、2005年秋からはテレビコマーシャル(ウリィ金融持ち株会社名目)に朴智星と朴賛浩を起用している。 日本の金融庁の分類では「外国銀行」の扱いとなる。東京支店は、港区東新橋の汐留シティセンターに置く。2007年9月18日には、東京支店がセブン銀行と提携を開始。さらに、2010年10月18日からはイオン銀行とも提携を開始している。 2015年6月10日、金融庁は同行歴代東京支店長が本店の決裁を仰がず、権限を超える金額の不正融資を行っていたことや、反社会勢力を監視するデータベースも不十分であるなどとして、同6月17日から1か月間、新規取引業務の停止を命じる行政処分を下した。同庁は同7月10日までに業務改善計画を提出するよう求めている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウリィ銀行」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Woori Bank 」があります。 スポンサード リンク
|