|
エキスパンションジョイント (''Expansion joint'' エクスパンションジョイントとも表記) とは、異なる性状を持った構造体どうしを分割して力を伝達しないようにする継目のことをいう。 ==用途== 一般的にエキスパンションジョイントが必要となるケースは①水平力に対する場合②地盤の沈下に対する場合の2種類である。 ①は、2階建てと平屋のように揺れ方が異なる建物が隣接する場合、互いの水平変形量が最大となったときでも、ぶつからないように隙間をあけておくものである。 ②は軟弱地盤上に重さの異なる建物が載る場合に上部構造だけでなく、基礎も分割してそれぞれの沈下量が異なっても不同沈下を生じさせないために設けるものである。 また、コンクリートや鉄は温度差によって膨張や収縮を繰り返す。このため、壁や床にひびが入り、建物の寿命を短くしてしまう。横に細長い巨大な建造物等ではこれが顕著である為、これを防ぐ為に、20〜100mmの隙間(クリアランス)を設け、アルミやステンレスなどの金属のカバーを取り付けて建物同士を接合する。また、平面的にL字型、凹型の建物や渡り廊下でも、部分的に大きな荷重がかからないようにエキスパンションジョイントが設けられていることが多い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エキスパンションジョイント」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|