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エキセメスタンは、第3世代アロマターゼ阻害薬のひとつ。乳癌の治療に用いられる。製品名はアロマシン錠(ファイザー製造販売)。 == 薬理 == エストロゲンは女性ホルモンであり、乳腺の発育を促進する。また乳癌においては、癌の発育を促進する。 閉経後には女性ホルモンであるエストロゲンは、副腎や脂肪組織においてアロマターゼという酵素を介しアンドロゲン(男性ホルモン)から転化生成される。エキセメスタンはアロマターゼの作用を阻害し、エストロゲンを減少させる。 :閉経後ホルモン感受性乳癌において、標準薬のタモキシフェンと比較して、癌の再発が遅くなり延命効果があることが報告された。(IES試験)〔Coombes RC, et al. Survival and safety of exemestane versus tamoxifen after 2—3 years' tamoxifen treatment (Intergroup Exemestane Study): a randomised controlled trial. Lancet; 369(9561)559 - 570, 17 February 2007. doi:10.1016/S0140-6736(07)60200-1〕 :レトロゾールまたはアナストロゾールに抵抗性の局所進行性または転移性の閉経後乳癌にエキセメスタンとエベロリムスの併用は有用であった。〔Baselga J, et al. Everolimus in Postmenopausal Hormone-Receptor–Positive Advanced Breast Cancer. N Engl J Med 2012; 366:520-529. February 9, 2012. DOI: 10.1056/NEJMoa1109653〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エキセメスタン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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