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折衷主義(せっちゅうしゅぎ、エクレクティシズム、)とは、相異なる哲学・思想体系のうちから真理、あるいは長所と思われるものを抽出し、折衷・調和させて新しい体系を作り出そうとする主義・立場である。したがってそれは体系間の混合を意味するシンクレティズムと区別される。ギリシャ語の「選び出す」を意味する動詞の が語源。 == 哲学や神学におけるもの== ギリシャやアレクサンドリアの哲学の後期に現れた。特にカルネアデスとキケロに顕著。啓蒙期の哲学者にもその傾向がある。 折衷主義は多くの場合、非独創的と同義に蔑称として用いられるが、クーザンはこれに積極的意義を認めて自分の体系をその名で呼んだ。
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