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エスファハーンのジャーメ・モスク : ウィキペディア日本語版 | エスファハーンのジャーメ・モスク エスファハーンのジャーメ・モスク(; Masjid-e-Jāme`-e Eṣfahān)は、イランのエスファハーンにある会衆のモスク〔「ジャーメ」とはグランド・モスク(grand、congregational Mosque)Jameh Mosque 、語源はジャマア(جَمَعَ jama`a )集まることを意味する。〕。金曜モスク(; Masjid-e-Jom`eh)ともいう〔「ジョムエ( جمعه Jom`eh/Jum`ah)」あるいは「ジュムア」はイスラーム教の集団礼拝日にあたる金曜日のことである。〕。771年に建築されたエスファハーンでもっとも古いモスクであり、絶え間無く建築活動が行われた結果、建物のどの部分がどの時代に建てられたのかすら特定が困難な複雑な歴史を持つ〔羽田1994、p.137。〕。イランにおけるモスク建築史を体現している建築物とも言え、イスラム建築研究者の石井昭は「建築様式の博物館である」と評している〔石井昭 - 『イスラーム建築の様式と技法』(1977年、ディティール誌)〕。イタリア中東研究所(IsMEO)が1970年代に発表した研究報告書を元に独自調査を行ったイスラーム美術史・文化史研究者のオレグ・グレーバー Oleg Graber は、エスファハーンのジャーメ・モスクは少なくともブワイフ朝時代、セルジューク朝時代、イルハン朝時代、ティムール朝時代、サファヴィー朝時代、アフシャール朝時代以降の6つの時期に区分し、分類できるとしている〔''The Formation of Islamic Art''〕〔羽田1994、pp.137-138。〕〔日本建築学会1995、p.522。〕。ユネスコの世界遺産に登録されている。 == 立地 == 市の中心ギャーム広場の近くにある。約2キロメートル南方には同じく世界遺産のイマーム広場(旧名「王の広場」)や17世紀前半建造のイマーム・モスクがある。
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