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エズナ
エズナ (Edzná、エツナ、エッナーとも)は、メキシコ、カンペチェ州北部に所在する マヤ遺跡である。ユカタン半島に自生するとげのある低木林の茂るエズナ河谷にあり、州都のカンペチェから南東50kmに位置する。メキシコの国道180号線と261号線で行くことができ、遺跡公園として月曜日から日曜日の午前8時から午後5時まで開園している。 エズナ河谷に人が住み始めたのは大変早い時期で紀元前400年には居住がみられる。先古典期後期に中央グループに大規模な建築活動と後述する水利システム、運河網が築かれた。エズナが全盛に達したのは紀元1000年前後で、この時期にすべての建物が使われていた。エズナが放棄されたのは紀元1500年ごろである。古典期後期においてエズナはカラクムルの支配下にあった。 ==名称の由来== エズナの遺跡名は、ユカテコ・マヤ語のおそらくイツァーを暗示する古い単語に由来していると思われる。イツァーとは、カンペチェの南西地方を出自とするチョンタル族やプトゥン族といった雑多な集団を含むマヤ人の先祖という説もある〔詳細はプトゥン人の「プトゥン仮説」の項を参照〕。 エズナとは、「イツァー人たちの家」を意味している。別の可能性としては、「こだまの響く家」という意味であり、この地域の主な建物の間のいくつかにみられる音が反響する現象に由来するのかもしれない。三つ目の可能性としては、「仮面の家」という意味であって、この地域の建物の棟飾り(基壇の壁)に見られる漆喰人頭の仮面に由来するということである。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エズナ」の詳細全文を読む
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