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エゾクロテン
エゾクロテン(蝦夷黒貂、学名''Martes zibellina brachyura'')は、イタチ科イタチ亜科テン属クロテン種の亜種で、北海道に生息するクロテンである。 アイヌ語での呼称は「カスペキラ」で、意味は「しゃもじを持って逃げる」。集落に出てきて物を持ち去ったり、家禽を襲うことに由来するようである〔「エゾクロテンとは?」(釧路市動物園)より。〕。 == 分布 == 北海道の道央と道北、道東の森林〔『野生動物調査痕跡学図鑑』(p377)より。〕。観察事例では道北や道東が多い〔。 明治期までは北海道全域に生息していたが、本種の毛皮を取るために乱獲されて個体数が減少し、1920年(大正9年)に本種の狩猟が禁止され〔、現在も狩猟獣〔法律で捕獲が許可されている動物のこと --『広辞苑』より。〕から除外されている〔。 1940年代に毛皮を取るための家畜として北海道にホンドテン(キテン〔「エゾクロテン」(苫小牧民報社)より。〕)〔学名は''Martes melampus melampus'' --「哺乳類/爬虫類」『日本動物誌』より。〕が移入されたが、逃げて野生化したホンドテンが道南に生息している。現在は道北と道東が本種の生息地域であるが、道央は本種と野性化したホンドテンが混生しおり、交雑の可能性もあり、純粋種の本種の減少が危惧されている〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エゾクロテン」の詳細全文を読む
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